【世界一周エロ旅】ブラジル・リオデジャネイロの世界最悪スラム売春街に潜入(前篇)


「是非行きたいです! 何時くらいからやってるんですか?」 
 
「お金はいくら持っていけばいいですか?」

 
 Sは鼻息を荒くしてそう言った。

 話を聞いてみると、Sは海外風俗経験ゼロだった。初めての海外風俗が世界最悪の置屋街。刺激が強過ぎるんじゃないか…。トラウマになってしまったら可哀想だ。彼ではなく別のひとを探した方が良いのかもしれない。

 
「問題ないっす! ところでゴムは持参ですか?」

 
 懸念を伝えるとSは明るくそう答えた。治安がものすごく悪いこと、女の子のレベルも期待できないこと…、何度も説明したけど、Sはそれでも構わないと言う。そこまで言うなら仕方ない。結局彼と一緒に行くことにした。

 
【スラム街に迷い込んだかのような雰囲気】

 Vila Mimosaは、サッカーの聖地・マラカナンの隣りの駅、サオ・クリストバーオ駅から10分程歩いた場所にある。

 前述の東スポの記事には、治安が悪いためタクシーを使う必要があると書いてあったが、昼間だったこともあり様子を伺いながら歩いて向かうことにした。

 裏道に入ると、雰囲気ががらっと変わった。

 落書きだらけの壁、ゴミが散乱した通り…。

 用事がなければ完全に引き返すレベルの不穏な空気。長期旅行で身につけた治安に関する判断力。ぼくの脳は危険信号を発していた。

 頻繁に後ろを振り返り、後をつけてくる輩がいないことを確認しながら進んでいく。慎重に歩くこと約10分。目的地と思われる場所に到着した。

 「Vila Mimosa」と書かれた看板が付いたメインの建物。それを中心にして、周辺には飲み屋や他の売春宿が広がっていた。

 観光客など皆無。ブラジルには日系人が多くいるものの、観光客丸出しの服装をしたアジア人などここでは珍しいんだろう。群衆からの視線がぼくたちに突き刺さった。

 
 写真を撮りたい…。

 
 いつ強盗に遭ってもいいように、本当は現金だけ持っていきたかった。それでもこの体験を写真に収めるため、迷った末に携帯電話だけ持ってきていた。

 ところが、注目され過ぎて携帯電話をポケットから出すことすらできない。

 噂通り、スラムの真ん中に迷い込んだような雰囲気だ。

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