この通称“キャンパブ”と呼ばれる風俗は、真っ暗な店内にあるボックスシートで、女のコがズボンとパンツを脱がしてくれてサービスしてくれるもの。と書けば、関東の人などは「ピンサロと同じ?」と思うだろう。実際にそう思って差し支えないが、それではなぜ『キャンパスパブ』と呼ぶのか。
実は昔は、名古屋でも『ピンクサロン』と呼んでいたそうだ。栄四丁目にある女子大小路に密集していたが、その後、サービスが過剰になり、いわゆる本サロが主流になった。その結果、警察の取り締まりによって壊滅状態に。そして、それらの店が再スタートしたり、関係者が新たに店舗をオープンさせたのが、現在の名古屋駅西口周辺だ。
しかし、警察の取り締まりで閉店になったこともあり、ピンクサロンを名乗ることは再摘発の対象になりかねない。そこで『キャンパスパブ』と名乗り始めるが、おそらく拠点であった“女子大小路”にあやかったものだろう。
この“キャンパスパブ”は名古屋の風俗ユーザーの間でかなり定着しているのか、『個室キャンパブ』を名乗るファッションヘルスも人気だという。『S』という店が有名ということだったので、実際に行ってみた。
まずは“入場料金”として2,000円取られた。感覚的には入会金のようなものだろうか。以前は店に入っただけで入場料金を徴収されたが、最近では他県からの利用者の声もあってか、お気に入りの女のコがいなくてプレイしない場合は返金されるケースもある。また、このシステム自体を廃止しているお店もあるが、個人的には、名古屋独自の文化なので残っていてもいいと思う。
アルバムを見ると、コスチュームは制服で、さすがに学生系の女のコが多かった。その中から気になったヒカリちゃんを指名。30分コースの合計で6,000円ほどだった。
女のコの用意ができるまで、まずはスタッフの監視付きでセルフ手洗い&うがい。これでOKが出ると、いよいよ案内である。
廊下で対面したヒカリちゃんは写真よりも可愛く、制服がとても似合っていた。年齢は20代半ばくらいか。彼女に手を引かれてプレイブースへ進む。
ブースは1畳強ほどのスペースで、合革貼りのベッドが置かれ、部屋全体を占めていた。入口はドアではなく、厚いカーテンで仕切られているだけ。それ以外は、ファッションヘルスのプレイルームと変わらないものだった。
思わずキョロキョロとしてしまう筆者に、ヒカリちゃんは「大丈夫ですよ、ちゃんとファッションヘルスでの届け出をしてるって、店長が言ってた」と説明してくれた。
本来、キャンパブ、ピンサロといったらボックスシートで下半身だけ脱ぐことになるが、個室ということで全裸にさせられた。そして、シャワーも浴びずにプレイに突入だ。
まずはキスをしながらの手コキ。壁に鏡が貼ってあり、そこに手コキシーンが映る。それを見せつけられ、「ほら、大きくなってきたわ…」と耳元でささやかれる。なんだか、オナクラの要素も含まれているようだ。