なんとAV女優だったジュナちゃん。ここでは彼女のAV女優としての名前を明かすことはできないが、お店のHPには名前のヒントが掲載されているので、参考していただきたい。
後で調べたところによると、その●●●●●●という女優名の出演作は9割9分がロリータ作品だった。企画女優ではなく、ちゃんと●●●●●●という名前が全面に押し出されている単体作品というやつだ。
彼女を指名する客の半分近くは、AV女優としてのジュナちゃんのファンなのだというのも納得してしまう。
――え? じゃあ、ジュナちゃんは自分のファンの人を好きになっちゃったってこと?
ジュナ:ま、まぁ、そうなりますね。
――今もその人はお店に来てるの?
ジュナ:いいえ、それがもうずいぶんと来てないので…。
――あぁ、そうなんだ。
ジュナ:だから、もう時効かなって思うので、話ちゃいますね。
――うんうん。ちなみにそのAさんってどんな見た目だったの?
ジュナ:私的にはイケメンだと思ってたんですけど、私の友達はみんな不細工って言うんですよ。
――え? その人の写真持ってるの?
ジュナ:一度だけ記念撮影っぽく撮ったんですよ。プレイの後で。
――い、今も持ってる? 良かったら見せてよ。
ジュナ:ごめんなさい。スマホを替えちゃったからもう残ってないです。
――くー、残念。でも、冷静な第三者の友達が言うからには不細工だったんじゃない。
ジュナ:そうですかねぇ。今でも納得できないんですけど。
――あ、アレだよ。恋は盲目ってやつで、格好良く見えちゃっただけなんじゃない?
ジュナ:そうかもですね(笑)
――それで、どうして好きになっちゃったのかな?
ジュナ:なんとなく!
――え? それだけ?
ジュナ:なんかおしゃべりしていて凄く癒されたんですよ。それで、いつの間にか好きになっちゃったって感じですね。
――どんなおしゃべりしてたの?
ジュナ:んー、普通の世間話ばかりでしたね。私結構おしゃべりなんですけど、その人も負けないくらいおしゃべりで、いつもアっという間に時間がたっちゃいました。
――それじゃあプレイする時間がなくなっちゃうんじゃないの?
ジュナ:はい。よく延長とかもしてくれましたね。
――じゃあ、それなりにお金持ちだったんじゃない?
ジュナ:んー、どうでしょう。一応IT関係のお仕事してたみたいで、彼女もいないようだったのでお金に余裕のある人だったかもしれませんけど。
――それで、その人とは発展したの?
ジュナ:いいえ、結局なにもないママでした。
――え? ジュナちゃんからコクったりしなかったの?
ジュナ:はい。こういう出会いかただったし、デリヘル嬢とお客さんって関係だったから、言い出せませんでした。
――そっかぁ。その辺はしっかりと割り切っていたんだね。
ジュナ:はい。でも楽しかったですよ。出勤してAさんからの予約が入ってるのが分かると凄く気分があがりましたし…。
――だろうね。今もすっごく楽しそうな顔してるよ。
ジュナ:フフ、久しぶりに思いだしちゃったからかも。
――じゃあ、これから先の話だけど、どんなお客さんにだったら惚れちゃいそうかな?
ジュナ:やっぱり会話の相性ですかね。見た目とかプレイ内容とかより、一緒にいて楽しいって重要ですよね。
――うんうん。
ジュナ:それと、清潔感のある人ですかね。
――そりゃまたありきたりだね。
ジュナ:だって、重要なんですもん。香水とかじゃなくて、ほんのり石鹸臭のする男性ってセクシーじゃないですか! あたし、匂いフェチでもあるので、そういう人だとクンクン匂いを嗅いじゃいます!!
――なるほどね。そういう人だったら、また惚れちゃうかもしれないんだ。