「ここ最近の若手女優の中には、映画『TOKYO TRIBE』や『東京無国籍少女』の激しいアクションで話題を集めた清野菜名さん(21)や、映画『るろうに剣心』シリーズで見事な殺陣を披露した土屋太鳳さん(21)など、アクロバティックな芝居をこなすタイプも多い。武田さんもそのひとりに違いありませんが、彼女が特殊なのは実際に黒帯の持ち主であること。『空手家』と名乗ることもある彼女の動きは別格だと評判で、『ほかの女優とは腰の入れ方が違う』などと言われています」(ネットライター)
一方、最近では主演ドラマ『ワカコ酒』(テレビ東京系)や現在公開中の主演映画『海すずめ』などで、“普通の女の子”を演じている武田。また、昨年公開された映画『木屋町DARUMA』では、父親の借金のかたに風俗店に売り飛ばされる女子高生を演じて話題を呼んだ。
「俳優の遠藤憲一さん(55)が、四肢を失い“だるま”と呼ばれるようになったヤクザを演じた『木屋町DARUMA』で、武田さんは何も知らない清純そのものの女子高生が目に狂気を宿すほどに落ちていく様を体当たりで演じきっていた。その演技力の幅広さを榊英雄監督は舞台挨拶や制作会見で何度も絶賛していました。ルックス的にはほんわかした印象もありますが、ヤルと決めたらとことん突き詰めるタイプみたいです。その資質は根性とも呼べそうなものですが、それも子どものころから鍛錬してきた空手の影響なのかもしれません」(芸能ライター)
アクションだけではないところもしっかり“魅せる”武田。女優としての覚悟を感じさせる彼女は、今後もいろんな意味で体を張った芝居を披露してくれそうだ。
(文=aiba)