グラビアアイドルとして活躍する一方で、野球をコンセプトにしたアイドルユニット『白星ウィクトーリア』の一員として精力的にライブ活動も行う百瀬りりか。7月8日に最新イメージDVD『秘密の空間LOVE』(アイドル発掘制作委員会)のリリース、さらに同月には白星ウィクトーリアの1stシングルをリリースと、夏に向けて、さらなる飛躍が期待される彼女に単独インタビューを敢行。クールな顔立ちからは想像もつかないシャイな性格が浮き彫りになった!
──この世界に入ったきっかけから教えていただけますか。
「高校生の時にエイベックス主催で歌のオーディションが全国で開催されていて、私は群馬出身なんですけど、友達の付き添いで行ったんです」
――自分の意志じゃなかったんですか。
「違います。昔から、あんまり目立つのが好きじゃなかったんですよ。あがり症で恥ずかしがり屋なので、よく何年もこの世界でやってきたなって自分自身でも不思議なんですけど(笑)」
――そんなシャイな女の子がどうして付き添いだけじゃなくオーディションまで受けようと思ったんですか。
「それまでオーディションなんて経験したこともなかったので、一度ぐらいいいかなって軽い気持ちでした。安室奈美恵さんが大好きだったし、歌うのも好きでしたからね」
――オーディションで印象的だったことは?
「アカペラで歌う審査があったんですけど、後ろに200人ぐらい参加者がいて。その時は島谷ひとみさんの曲を歌ったんですけど、なぜか緊張はしなかったんですよね」
――それも不思議な話ですね。たとえば今、この場で水着になるのと、アカペラで歌うのと二者択一を迫られたら、どちらを選びますか。
「水着ですね(笑)」
――即答じゃないですか(笑)。オーディションの結果はいかがだったんですか。
「オーディション自体はダメだったんですけど、審査員の方から連絡があって『東京に来てみませんか』って誘われたんです」
――すぐに上京を決心したんですか。
「最初はお断りしたんです。それから1、2年、審査員の方から何度かアプローチがあったんですけど決断できなくて。それで二十歳になった時ぐらいに失恋をしたんです。その時に家に閉じこもっていると失恋のことばかり考えるから環境を変えたいなと思って、その方に連絡したんです」
――失恋した相手を見返してやるぞと。
「そこまで強い気持ちだったかは覚えてないんですけど(笑)」
――最初はどんなお仕事が中心だったんですか。
「最初はコスプレのカタログ撮影だったんですけど、サンタやメイドの衣装を着ました。それから撮影会などのお仕事をしていたんですけど、2011年にアイドルユニットをやらないかと誘われて、『Shinee』というグループのメンバーとしても活動していました。そのグループには今年4月に白星ウィクトーリアに新加入した高橋莉江ちゃんもいたんですよ」
――グループアイドル歴も長いんですね。目立つのが好きじゃなかったのに、よくステージに立てましたね。
「今もライブの度に緊張するんですけど、当時はもっとひどくて、声は震えるし脚はカタカタするしで、ファンの方から『大丈夫なの?』って心配されるぐらい何もできない子だったんです。でもライブ自体は楽しかったですね」