この店では、チケット持参者に限り、上限額はあるものの、ちょっとした買い物を頼まれてくれるのだ。
筆者がリクエストしたのは「栄養ドリンク」。お店にそのことを伝えると、「はい、よろこんで!」と某居酒屋スタッフのような返事が返ってきた。
ホテルで待つこと30分。熟女というよりも淑女といった感じのミツコさんがやって来た。おそらく、40歳前後だろう。
この『G』は即尺店なので、いきなり玄関でフェラチオをされ、激しく求められた。そのまま筆者はベッドに押し倒され、一気にスッキリさせられてしまった。
一段落したところで、「頼まれ物やけど…」と差し出されたのが、コンシェルジェチケットで頼んだ栄養ドリンクだった。
四十路の回復が遅くなっている股間には嬉しいものである。さらに、「コレ(栄養ドリンク)って、独特の味やん? お口直しに…」とお茶までくれた。その気配りが嬉しかった。
その後の2回戦は、栄養ドリンクのおかげか無事に発射でき、満足の行く時間を過ごすことができたのだった。
商いの街・大阪らしいサービスではあったが、買い物以外のことに幅広く対応できれば、もっと夢が広がるのにと思った。たとえば、街に溢れる無料案内所などに、お客さんのマニアックな性癖に応える“リアルな風俗コンシェルジュ”がいても面白いのになぁ、なんてことを夢想してしまった。
(文=子門仁)