そんな芳根には「オーディション荒らし」との異名がつくほどで、業界関係者からの評価はすこぶる高い。だが、昨年のドラマ『表参道高校合唱部!』(TBS系)では1000人以上の候補者の中から主演の座を射止めるも、全話の平均視聴率は5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と低迷してしまった。
また、今年1月クールの月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』(フジテレビ系)にも物語のカギを握るキャストとして登場したが、月9史上ワーストとなる全話平均視聴率(当時)を記録。さらに、今月25、26日に放送されたスペシャルドラマ『モンタージュ 三億円事件奇譚』(同)ではヒロインに起用されたが、2話の平均視聴率は7.9%と惨敗。若手イケメン俳優として人気の福士蒼汰(23)とタッグを組み、大々的に番宣を展開するなど、フジテレビが力を入れたものの結果を出せず、「大爆死」と言われてしまった。こうしたキャリアから、最近の芳根は「新・低視聴率女王」などと呼ばれることもあるようだ。
「『表参道高校合唱部!』のときは芳根さん自身の知名度も今ほどではありませんでしたし、『いつ恋』も重要な役どころとはいえ中盤からの参戦でしたので、彼女に視聴率の話を向けるのは酷というものです。ただ、CM露出も増え、これからという時期に抜擢された『モンタージュ』の不振は痛かった。ここで誰もが納得する高視聴率を記録していれば、文句なしにスター街道まっしぐらだったと思います。まあ、主演の福士さんも出演ドラマが低迷するケースが多いわけですが…」(芸能ライター)
ここ数年、数字的にも内容的にも好評な作品が続く朝ドラの次回作でヒロインを務める芳根。これをきっかけに数字も見込める実力派として、さらに飛躍してほしいところだ。
(文=aiba)