抱きよせた瞬間、彼女の長い黒髪からシャンプーの香りが漂ってきた。美織ちゃんもそのことをよく分かっていて、自分で毛先を持って筆者の鼻先をくすぐるようにツンツンしてくる。
シャワーを浴びる前、長い黒髪が濡れないようにとアップにまとめる美織ちゃん。うなじを見せつけるように髪の毛をまとめるその姿は、まるで浮世絵のような美しさであった。
ベッドに移ってからは、ふたたび髪の毛をおろした状態に。髪を束にして手にまとめた彼女は、「どうぞ」と差し出してきた。
これは、“髪愛撫”として、キスしたりニオイを嗅いだりする、この店の流儀だという。
言われた通り、クンクン嗅ぎまわったりキスしてみるが、くすぐったいだけというのが正直な感想だった。
その後、美織ちゃんは毛先で全身を愛撫する“毛先全身ブラシ”を仕掛けてきた。そのワサワサした感じは、“くすぐったい”から徐々に気持ちよさに変化していった。
その結果、すっかり股間が元気に。そして、そんな様子を見た美織ちゃんは、待ってましたとばかりに筆者の股の間にもぐりこんでくるのだった。
そして、フェラをするのかと思えば、イチモツに髪の毛を巻き付け、シコシコと…。これが髪オプのひとつ“髪コキ”だった。サラサラした感触がイチモツ全体を包み、なんとも不思議な快感。
髪の毛で攻められるのは、女のコも同じように感じるものなのか、美織ちゃんを背後から抱きしめて胸を揉む際に、彼女の髪の毛を添えてみた。すると、「自分の髪に感じちゃうの…」と悶え始めた。その反応が面白く、筆者は執拗に胸を揉みしだくことに。
フィニッシュは、仰向けになった筆者に正面からのフェラチオでしゃぶりつつ、長い黒髪を使って乳首を刺激する“髪フェチ三点責め”だった。そして、彼女の口の中に発射となった。
実は、髪フェチオプションの中に、髪の毛に発射する“髪射”もあったのだが、やはり「髪は女の命」…と寸でのところで躊躇してしまった。汚してしまっていいのかどうか悩んでしまったわけだが、次回こそは…。
(文=子門仁)