数年前、黒木は中学生時代に「夏風ひかり」名義でジュニアアイドルとして活動しており、これは本人も自身のTwitterでファンの問いかけに答える形で認めている。当時、黒木は数作のイメージDVDをリリース。ジュニアアイドル専門誌「Chu→Boh(チューボー)」(海王社)などでも大きく取り上げられ、その美少女ぶりはジュニアアイドルファンの間で高く評価されていた。
5月下旬、これを知ったセラミューファンが、Twitterのセーラームーン20周年記念プロジェクト公式アカウントなどに向けて抗議。「新マーキュリー役の黒木ひかりさんですが、彼女が夏風ひかり名義で過激なジュニアアイドルをしていた事実を踏まえた上での起用なのでしょうか?」「完全に私の主観なのですが、グラビアアイドル、ジュニアアイドルの域を超え、まるでアダルトビデオのような印象を受けました。亜美ちゃんのイメージとかけ離れていて、勝手ながら大変ショックを受けました」などと書き込んでいた。
この書き込みから数週間でキャスト変更が発表されたため、ファンの抗議が降板原因ではないかと疑われているのだ。
「黒木は確かにジュニアアイドルとして活動していました。最近はアダルト作品まがいのジュニアアイドル作品が多いのは事実ですが、黒木の場合はビキニ姿などのシーンはあるものの、それほど過激というわけではない。いわゆる普通のグラビア作品といえます。グラビア活動をしている出演者は過去にもいましたし、もしこれが降板の原因だとしたら可哀想ですね。ただ、黒木が演じる予定だったセーラーマーキュリーこと水野亜美は原作随一の清純キャラ。ファンにとってみれば、水着姿ですら許容できなかったのかもしれません」(アイドルライター)
実際に「夏風ひかり」のイメージDVDを確認しても、ビキニ姿でバランスボールに乗ったりベッドで飛び跳ねたりといった可愛らしいシーンが大半。降板させられるほどの内容とは思えない。そのため、別の原因があるのではないかとの声も噴出しているが、現在のところ情報が錯綜して真相は分からない状態だ。
いずれにしても、せっかくの大役を逃してしまったのは残念。だが、この騒動によって注目が集まったことで「めっちゃ可愛い」「ファンになってしまった」「すげー美人なのに降板させられて可哀想」などと黒木のルックスを絶賛する声がネット上に殺到している。この不運を絶好のチャンスに変えて是非とも女優としてのブレイクを狙ってほしいものだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)