※イメージ画像：『JR東日本 総武快速線「錦糸町」キーホルダー』赤い電車先日、写真週刊誌で報じられた六代目三遊亭円楽師匠の不倫騒動。その謝罪会見は、素直に自分の非を認めたこともあり、落語家ならではのジョークを交えての受け答えと巧みな話術で概ね好評だった。
しかし、この報道に困ってしまった人たちがいる。それは、不倫現場として押さえられた錦糸町界隈の風俗店の関係者だ。
ビジネス街・繁華街として栄える、東京都墨田区の南部に位置する錦糸町。駅から北へ向かって歩けば、東京スカイツリーの全貌を眺めながらの下町散策が楽しめるなど、観光客が激増している。
そして、JR錦糸町駅南口周辺は、東東京屈指の風俗街として知られている。ジャンルはさまざまで、高級店もあれば制服にこだわったJK店、もちろん人妻・熟女店もあり、少ないながらSM系の店もある。
基本的に現在は店舗型の風俗店はなく、デリバリーヘルス・ホテルヘルスなどの派遣型風俗店がメインだ。そのため、界隈にはラブホテルが多く、より格安で利用できるレンタルルームも増えている。
さて、今回の件で錦糸町の風俗店関係者が困っているようだ。その理由は、ある風俗サイト運営者によると、錦糸町は今でこそポピュラーな風俗街として知られるが、以前は“知る人ぞ知る風俗街だった”ことにあるという。
錦糸町の風俗事情
錦糸町から比較的近い場所に吉原や鴬谷といった有名な風俗街がある。しかし、それらの地域で遊ぶことは、目立つことを避けたい芸能人にはリスクが高い。そんな芸能人をはじめとする著名人がお忍びで利用していたのが錦糸町だそうだ。また、場外勝馬投票券発売所などもあり、「“呑む、打つ、買う”が揃っているから、昔気質の芸人さんに合っている」（地元住民）という声もある。
といった具合に、芸能人の利用者が多い錦糸町の風俗店だが、関係者によると顧客の1～2割が有名人という高級デリヘルも少なくないという。さらに、裏で芸能界とつながっている風俗店もあり、いわゆるタレントの卵が在籍しているケースまであるようだ。
また、ラブホテルに関しても、新宿や渋谷と違って、錦糸町の場合は専用の駐車場があったりと、芸能人にとってはそのままチェックインできて都合が良かったりもするのだろう。
同じような感じで栄えてきた風俗街が、品川区の五反田だ。こちらももともとはマニアックな風俗街だったが、渋谷や新宿・歌舞伎町などでは遊びにくい著名人が流れてきて利用するようになった。たとえば、大物漫才コンビDのM氏などは、五反田のマンションでヒッソリと営業していたニューハーフヘルスの常連だった。このことは、この店のニューハーフ嬢がAVデビューする際に暴露されている。
このように、錦糸町や五反田は、いずれも東京の主要風俗街から少し離れた、東京風俗の奥座敷のようなものだった。
ところが、今回の報道でクローズアップされ、芸能人にとっては遊びにくい街となってしまった錦糸町。彼らを顧客としていた風俗店の行方が気になるところである。
ちなみに、円楽師匠が利用したラブホテルだが、今回一部報道で実名が出てしまったこともあり、早くも観光地化しつつある。事実、報道があった週末にホテルの前を通ると、「ここが円楽さんの…」とか「座布団1枚！」と茶化している若者がいた。
（文＝子門仁）
