「華原さんは歌手としてブレイクする以前に『三浦彩香』『遠峯ありさ』などの名義でグラビアアイドルとして活動していただけに、もともとプロポーションはバツグン。それでも40代でこのカラダを維持しているのは驚異的です。特にプリプリのお尻は20代のアイドルと比べても負けていない。一時期は精神安定剤やアルコールにおぼれ、タクシー乗車中に意識もうろうとなるなど不健康な印象があったのですが、そのイメージを完全に払拭しています」(芸能ライター)
音楽プロデューサーの小室哲哉(57)との別れによって精神のバランスを崩し、一時は「再起不能」とまでいわれた華原。何とか復帰したもののブランクのツケは大きく、新曲をリリースしても売上は低調。さらに、二股熱愛騒動などで「ワイドショータレント」化するなど迷走している感があった。
だが、最近は筋力トレーニングやスキューバダイビングなどを通じて心身共に健康に。5月に出演したトーク番組『誰だって波瀾爆笑』(日本テレビ系)で休業中に睡眠薬や精神安定剤の中毒になって閉鎖病棟に入っていたことを振り返ったり、過去を冷静に見つめることができるようにもなった。
仕事も復調の兆しが見えており、昨年3月から情報番組『PON!』(同)の月曜レギュラーに就任。今年5月からはネット放送局「AbemaTV」の冠番組『華原朋美のトモちゃんといっしょ』に出演しており、華原が“うたのお姉さん”となって子供たちと様々なコーナーを通じて歌ったり学んだりするという意外な内容が話題になっている。同番組の初回では「ドア開けたら小室さんがいるとか勘弁してくださいよ」と元恋人をネタにするなど吹っ切れた様子を見せた。
本業の歌手としても、5月にリリースしたシングル「君がそばで」が映画『猟奇的な彼女』『僕の彼女はサイボーグ』のクァク・ジェヨン監督による“アジアの彼女3部作”の完結編にあたるラブコメディー『更年奇的な彼女』の日本語版主題歌としてタイアップされるなど、少しずつではあるが勢いを取り戻してきている。
いまだに精神的なモロさが根強く危惧されている華原だが、完璧ボディーを維持している限りは「健全な精神は健全な肉体に宿る」の格言通りにバランスを崩すようなことはなさそう。かつての「朋ちゃん」の輝きを徐々に取り戻し、さらに大人の魅力を身に着けた彼女の今後の活躍に期待したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)