そこからは、どのタイミングで自分がハメ撮られているのか分かったが、レンズに見つめられながら責められることはとてつもなく恥ずかしいものだった。そして、普段、自分がしていることだけに、これまで取材に協力してくれた女のコたちに「申し訳ない!」という気持ちでいっぱいになった。もちろん、普段とは違う状況だからこその快感もあるわけだが…。
フィニッシュ後、「見る?」とハメ撮りの様子を見せようとするリリさん。正直、恥ずかしくて見られたものではなかった。それでも、結局は強引に見せられたが、ちょっとした拷問だ。それもそのはず、リリさんは笑いながら「嫌がられるまでがプレイなの」と教えてくれた。
風俗ライターとしては、いつも取材をさせてもらっているお店や女のコに改めて感謝する気持ちが芽生えた“逆ハメ撮り”体験だった。
(文=子門仁)