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風俗関係者と話をすると、よく「最近の風俗がダメになったのは、事前講習をしなくなったから」という意見を聞くことになる。
事前講習とは、入店した女のコがプレイ内容や作法などを男性スタッフを相手に教わるものだ。これを経て接客を始めるという流れが、これまでの風俗業界の“ならわし”だった。
しかしこれは、働こうとしている女のコ側には不評で、面接者が減っていくという現象が起こることに。もちろん風俗店も、講習相手を女性にしてみたり、仕事の流れをDVDにまとめて見せるなどの対策を行ったのだが…。
しかし、仕事内容を知り流れを理解できても、いざ男性を目の前にした接客となれば話が違ってくる。だからレベルが下がっている、と冒頭の風俗関係者は主張したいのだと思う。
本当にそうなのだろうか。ジャンルによっては、“女のコの行動そのもの”が楽しめればいいのではないか。たとえば、“素人系”をウリにする風俗店であれば、テクニックが逆に邪魔になったりするものだ。