過激なシーンへの挑戦は女優としての覚悟の表れとも言えるが、アイドル時代からファンにとっては複雑な思いがあるようだ。
現在公開中の松田龍平(33)主演映画『モヒカン故郷に帰る』では、大きなお腹を抱えた妊婦役に初挑戦している前田。また、東宝が12年ぶりに製作する「ゴジラ」シリーズの最新作『シン・ゴジラ』(7月公開予定)にも出演する。日本映画史上最大規模となる300名以上のキャストの中で、前田はゴジラの襲撃を受けた避難民を演じる。公式サイトではススだらけになっている前田のビジュアルが公開されているが、一部からは「妊婦の次は避難民か…」と困惑気味な声も上がっている。
「元人気アイドルともなれば、ファンの期待に応えるように可愛らしいビジュアルを生かした役を演じがち。演技よりも見た目を重視することもあると思いますが、前田さんにはそういった意識が薄いようです。だからこそ濡れ場にも積極的に挑めているし、妊婦や避難民といったアイドル時代とはイメージの異なる役にもためらいがないのでしょう。こうした姿勢は、アイドルから女優にしっかり気持ちが切り替えられている証と言えそうです」(前同)
いまだに「AKB48のあっちゃん」というイメージもあるが、女優としてキャリアを重ねるごとにその印象も薄れてきている前田。完全にAKB48から抜け出すことなどはできないだろうが、近いうちに“元AKB48の”といったフレーズは不必要になるのかもしれない。
(文=aiba)