もちろん服を着たままで、ベッドの上でグイグイと唇を押し付けてくる。まるで、プロレスで試合前に悪役レスラーが雪崩れ込んできて善玉レスラーを襲い、そのまま試合に突入してしまった感じだ。
この『即ベッドプレイ』での彼女の猛攻は、キスだけでは済まなかった。筆者のズボン、パンツをズリ下ろすとイチモツを引っ張り出し、手コキを始めた。やや驚きつつも、正直に反応してしまうのが男の哀しさだ。彼女はこれを見逃さず、しゃぶり始める。
ここまでの流れは、“シャワーを浴びていない”ということ以外は、痴女系風俗店ではよくある流れだ。しかし、その日が汗ばむような初夏の陽気だったこともあり、彼女の首筋などには、かすかに汗の臭いがあり、そこに香水の香りが混ざって、なんだかワイルドなフェロモンのような感じであった。
その後、お互いを求めながら、服を脱がし合い、そのまま全身リップに突入した。この陽気に加えて、興奮していることも重なり、カラダもかなり汗ばんでいた。それを楽しむように舐める彼女は、まさに肉食女子…いやメスであった。
そのことを一番感じさせられたのは、彼女が筆者の目の前にクイッと尻を突き出してきた時だ。彼女はイチモツをしゃぶっているので、シックスナインしろということだ。
暑さのこともあり、抵抗がないでもなかったが、エチケットとして出動前に洗っていたのか、いわゆる無味無臭だった。しゃにむにしゃぶり、舌先で彼女のクリちゃんをツンツンすると、「お願い! ヒトミのアレをもっとしゃぶって!」と言ってきた。この時、初めて彼女の名前を知った。なんだか、行きずりの恋のようだと思い、より興奮した。その後、ひたすら即クンニし、お互いに獣のように欲して果てた。
ここでやっとシャワーを浴びることになったのだが、改めて裸で向き合うと、何となく照れくさく感じてしまった。つい数分前まで獣のように求めあっていたことを思い返すと、なんともいえない感情が渦巻く。ヒトミさんも「プレイが終わって冷静になった瞬間が一番恥ずかしいです」とのことだった。
女性が持つワイルドな部分が堪能できる『即ベッドプレイ』。これからさらに汗ばむ季節となると…少し迷うプレイではあった。
(文=子門仁)