人気女優・松岡茉優(21)が出演するフェイクドキュメンタリー『その「おこだわり」、私にもくれよ!!』(テレビ東京系)。清野とおるのコミック『その「おこだわり」、俺にもくれよ!!』を題材に、松岡がバラエティ番組のリポーターとなり、「他人にはなかなか理解できないけれど、本人は幸せになれるこだわりをもった“おこだわり人”」へ突撃取材する様子を描いた意欲的なドラマだ。そんなユニークな設定で話題の作品に松岡の相棒として出演する女優・伊藤沙莉(いとう・さいり/22)の注目度が上昇している。
「ポテトサラダ」や「最寄り駅からの帰り方」に異常な“おこだわり”を持つ人物を紹介する中で、松岡は常に相手の意見をポジティブに受け入れる。一方、奔放な伊藤はインタビュー相手が不可解なこだわりについて語り出すと、つい「何で?」「キモい」などと素直に口走ってしまうタイプ。もちろん、その口の悪いセリフも台本なのだろうが、ドキュメンタリータッチの作品なだけに、ネット上の視聴者の中には「伊藤沙莉、ぶっちゃけすぎ」「かなり破天荒な性格だな」と、実際の伊藤の性格として受け止める人もいる。
また、梅にこだわる漫画家として大橋裕之が出演した第3話で、伊藤は衝撃的な展開を披露してファンを驚かせた。この日、大橋は“特製梅干し・大橋梅”の作り方や梅干しの食べ方などをふたりにレクチャーしたのだが、恋多き女という一面を持つ伊藤は彼自身の魅力にハマってしまった。
ロケ中から伊藤は、「彼女いるんですか?」「好きなタイプは?」などと大橋に質問。大橋が「エロい女が好き」と答えれば、「私、エロいですよ」と体を寄せるなど猛烈なアピールを繰り返す。そんな伊藤はロケの終盤で「もう十分撮れてますよね?」とスタッフに確認し、早々と打ち上げへ。そして3人でカラオケ店に入ると、松岡が歌っている最中に伊藤と大橋は濃厚なキスを交わすのだった。
そんなふたりを目にした松岡は、歌うのを止めて叫び声を上げてしまう。それを聞いた伊藤はいったん大橋から離れるものの、ふたたび何事もなかったかのように唇を重ね合わせた。このキスは、通常のドラマなどでよく見る“格好だけの激しさ”ではなく、とても演出があるとは思えないプライベート感のある生々しいもの。目の当たりにした松岡の表情も知らされていなかったと言わんばかりで、まさにフェイクドキュメンタリーとしては出色のシーンとなった。
もちろん、視聴者からは「やりすぎだろ」といったコメントが上がることになったが、続く4話でも、大橋と布団の中でイチャイチャするなど恋人関係は継続。第5話で伊藤が大橋との別れを発表すると、「フェイクドキュメンタリーを隠れ蓑に、ホントに付き合っているんだと思ってた」と安心するファンまで出るのだった。
この衝撃シーン以外にも、喜劇女優・清川虹子の指輪をいきなり口に含んで、ガムをつけた状態で取り出すなど、自由な振る舞いで番組を盛り上げる伊藤。そんな彼女のぶっ飛んだ姿が話題を呼び、ネット上には「伊藤沙莉って面白い女優」といった声が続出しているのだ。