若くて美形の女のコに会いたければ、オナニークラブ(以下、オナクラ)などのライト風俗と呼ばれるジャンルがオススメだ。このジャンルの店の多くが「(女のコが服を)脱がない」「(客からカラダを)触られない」「(プレイでフェラがないので)舐めない」の“3ない”を実施し、間口が広がった結果、素人系の可愛い女のコが増える確率が高くなったのだ。
こういった背景がありつつも、その逆ベクトルのお店がきちんとあるのが風俗の面白いところ。錦糸町を拠点とするオナクラ『M』は、ホームページの在籍一覧で確認すると、37歳が最年少だった。
業界的には、オナクラは20代、しかも前半の女のコがほとんどだ。それなのに『M』では30代後半が最年少で、主軸は40代後半、そして驚くことに最年長は56歳だ。
しかも、この店が風俗ユーザーの間で話題になっている。なぜなら、このお店には『早漏改善コース』という、にわかに信じ難い名前のコースがあるからだ。
早漏といえば、ED(勃起不全)と共に男性の下半身の大きな悩みのひとつ。定義自体はあいまいだが、挿入後、1、2分で射精するといった時間を基準にしたり、ピストン運動の回数で考えることもあるようだ。とにかく、本人の意思に反して早い、もしくは相手女性が満足できない短時間で発射してしまうといったところだろうか。
その原因に関してもさまざまで、心理的なことも大きいのだという。その中には性交に対する不安や緊張などもあるのだろうが、だからといって風俗で改善するものなのか…。
この店に興味があるものの、筆者は早漏ではない(と思っている)ため、改善コースをプレイするのは気が引けた。なにより本当に苦しんでいる人に失礼だ。そこで、普通のコースに入り、それとなく40代後半のセラピストさんに話を聞くことにした。