客である男性が、風俗で働く女性に求めるものは人それぞれだろう。ルックスを重視する者もいれば、テクニックを求める者もいる。また、最近では癒しを求める者も少なくないという。そして、やはり多いのが、カラダの特定のパーツを求めるユーザー、つまり『フェチ』だ。
お店サイドも心得たもので、嗜好に特化したプレイを用意しているところは結構ある。4月某日、福原にオープンしたばかりのソープランド『C』もそのひとつだ。
ところで、風俗業界を知る者であれば、この“4月オープン”に反応するだろう。というのも、風営法などでソープランドの新規オープンは難しいとされているからだ。事実、現在の法律や条例では、イチからソープランドを作りオープンさせることはほぼ不可能。つまり、オーナーと店名を変えてのリニューアルオープンであることがほとんどなのだ。
実はここ最近、吉原や福原ではリニューアルオープンするソープランドが少なくない。その理由としては、前オーナーが高齢になって退いたり、何らかの形で経営権が移ったことなどが挙げられる。そういった際、ただの再スタートではなく、何かしらのコンセプトを設けてのリニューアルオープンが多い。つい最近も、吉原に“M性感ソープランド”や“JKコスプレソープランド”といったものがオープンして話題になった。
こういった変わり種が発生するのは、ソープランドは「風俗の王様」として君臨するものの、サービス形態から見ればプレイの行きつく先は同じで、飽きられることを危惧しているともとれる。いずれにしても、新しいサービスに触れるチャンスが増えることは、ユーザーとしてはありがたい。