――成田さんはAKB48の一期生ですが、またグループをやりたいって気持ちはあったんですか。
成田:う~ん…。
稲森:去年の2月ぐらいに「新しくアイドルグループを結成するんです」って誘った時も「う~ん…」って悩んでたよね。
――もうグループは懲り懲りみたいな?
成田:正直、女の子同士の戦いに疲れていたので、またアイドルグループに入ったら面倒くさそうだなと。ほかのメンバーとは面識もなかったし、女の子が嫌いになっちゃうかなって不安もあったから断ったんですよ。だけど、いにゃが「いい子たちだから」って推してくれて、実際に入ってみたら意外といい子たちばかりで。
青海:「意外と」って(笑)。
――どうして心変わりしたんですか。
成田:今後、何しようって考えていた時期で、アイドル活動自体は嫌いじゃないし、また歌ったり踊ったりしたかったんですよね。それで、いにゃに「大丈夫? 間に合う?」みたいな感じで訊いたら「大丈夫!」ってことで一回ライブを観に行って、楽しそうだなと思って入ろうと決めたんです。
――アイドルグループとしての活動は何年ぶりですか。
成田:2009年に辞めたので6年ぶりですよ。AKB結成当時の頃を思い出しましたね。あと年齢がほかのアイドルグループよりも高めだったので入りたくなったんだと思う。もう十代や二十代前半の子たちしかいないグループに入るのは無理です。本当にgra-DOLLは居心地が良い!
稲森:ナタリーがそう言ってくれると嬉しい!
――すぐに稲森さん以外のメンバーにも馴染めましたか。
成田:私は本当に人を信用してないので、自分から心を開けないんですよ。だから最初は心を閉ざしていたんですけど、徐々に仲良くなって話せるようになりました。
浜田:でもナタリーって「私を知って! もっと聞いて!」とか積極的に言ってくれるよね。
稲森:「私の心の扉を開いて!」とかね(笑)。
浜田:最初はあんまり踏み込んだことを聞いちゃダメかなって思ってたんですけど、そんなことを言ってくれたから、すぐに距離が縮まりました。
成田:AKBにいた頃から「ハマショーちゃん大好き!」ってメンバーが何人もいて。今年に入って卒業生が集まるAKBのイベントに出た時も「今、ハマショーちゃんとユニットやっているんでしょう!」って言われて盛り上がったので嬉しかったです。
青海:私は最初から心を閉ざしている感じはしなかったな。同じ年だし、たまたま大学も一緒だったし、地元も近くて。すぐ喋れていた気はする。話しかけると喋るんですよ。
成田:昔からそうなんですけど、人に突っ込んでいけないので、そこは改善しなきゃなと思っています。でも考え込むタイプじゃないし、フワフワ生きているんで、これで私はいいんです!
――急に開き直りましたね(笑)。ちなみに歌とダンスのブランクはなかったんですか。
成田:どうなんだろう…。
浜田:やっぱりダンスを覚えるのが早いよね。
稲森:早いし、動きもできているし、ちゃんと今も身に付いていますね。
――ちなみに昔からの成田さんファンの反応はいかがだったんですか。
成田:「また(グループに)入るの」って声と、「ライブだと会える機会が増えるから嬉しい」って声と二手に分かれましたけど、それぞれ応援してくれています。あとAKB時代、一番に私のファンになってくれた人が、今もgra-DOLLの現場に来てくれるのが嬉しかったですね。
――最後に今後の目標を、それぞれ教えていただけますか。
浜田:グループとして一番の目標はメジャーデビューですけど、まずはCDを出して、PVを作りたいです。個人としては30歳でもグラビアを頑張りたいので、撮り下ろしをしたい! あとDVDのリリース数がグラビアアイドルで最多なんですけど、50本到達間近なので、それを目指して突っ走っていきます。そのために若作りを頑張っていきたいです(笑)。
成田:私は欲とかがないほうなんですけど、これからはチャンスを逃さず、貪欲に行きます。以上!
青梅:私もナタリーと一緒で欲がないほうなので、ちょっとは欲を見せようかなと。あとグラビアのお仕事が一昨年よりも去年は増えたので、このまま今年もキープしたいです。
稲森:グラビアはもちろん、グループも頑張るのは当然なんですけど、メンバーから連絡が来ても放置することが多いのでレスポンスを早くすること。あと遅刻をしない!
――最後は学生みたいな目標じゃないですか(笑)。
稲森:この業界では本当に大切なことですからね(笑)。
(文=猪口貴裕/写真=西邑泰和)
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