川栄がAKB48時代に主演した深夜ドラマ『セーラーゾンビ』(テレビ東京系)で演出を手掛けた今泉力哉監督は「本読みの時点から素晴らしい」と、演技力の高さを指摘した。この作品に企画の段階から関わった犬童一心監督も「いわゆるスキルの高い女優さんという感じ」と技量を認めている。
さらに、昨年夏にグループを卒業した直後に主演した舞台『AZUMI 幕末編』では、迫力のある殺陣と表現力豊かな演技を披露して各メディアから絶賛された。演出の岡村俊一氏も「1000手くらい覚えている感じ。とんでもない緻密なコンピューター。覚えに関してはズバ抜けてる」とベタ褒め状態だ。
女優としてのキャリアはこれからが本番といえるが、すでに多くの関係者から認められる川栄。4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』では仕出し屋の一人娘を、大ヒットシリーズの続編で今秋公開の映画『デスノート 2016』では連続殺人犯という悪役を演じるが、その幅広さも彼女の演技力を証明している。
かつてはバラエティ番組で「足がくさい」などとイジられ、可愛らしい笑顔を浮かべていたが、そんなシーンも見られなくなるのかもしれない。いずれにしろ、AKB48を卒業して女優としての快進撃を開始した川栄には、今後もさまざまな“カオ”でファンを魅了してほしいところだ。
(文=愉快)