21日に最終回を迎えたフジテレビ系“月9”ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』。有村架純(23)と高良健吾(28)がダブル主演を務め、現在の若者のリアルな恋と生活を描いていると話題を集めたが、全10話の平均視聴率は9.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、「月9史上最低」を記録してしまった。
しかし、ネット上では有村の可愛らしさが絶賛されており、ドラマファンからは予想外のストーリー展開も好評。特に、終盤のキーパーソンとして登場した若手女優の芳根京子(よしね・きょうこ/19)は、抜群の存在感を発揮して称賛を浴びている。
第9話の終盤で初登場した芳根。奈良県から上京してきた少女を演じた芳根は、東京でひったくり被害に遭い途方に暮れていた。そこに現れたのが有村で、共にひったくり犯を探す中で、親密になっていくという関係性だった。
芳根が演じたキャラクターについて、番組プロデューサーの村瀬健氏は、「主人公の未来を左右することになる重要な人物」で「とてつもなく難しいキャスティングであった」と公式サイト内のインタビューで明かしている。それだけ重要な役に芳根を起用したのは、「強さと可憐さ、明るさと健気さという両極端な二面を感じさせる」からとのことだ。
そんな芳根は登場シーンから多くの視聴者にインパクトを与えることを成功したようだ。
「芳根さんは、人通りの多い街の中で自分の荷物をひったくった青年を探している場面から登場したのですが、ファッションも野暮ったく、いい意味で見事に浮いていた。さらに、有村さんに話しかけられるとコテコテの関西訛りで、まさに上京したての純朴な少女の雰囲気を出していました。