特に若手人気ナンバーワンといわれる「なーにゃ」こと大和田南那(16)や前作のセンターを務めた宮脇のファンから不満が強く出ており、まだ向井地はセンターの器ではないと指摘されているようだ。
だが、これだけ物議を醸している理由は単に他のメンバーのファンが嫉妬してからというわけではないという。
「AKBグループの人気は確実に下り坂になっており、最近は前田敦子らOGメンバーを担ぎ出すなど運営サイドの戦略も落ち目感が強まってきた。しかし、いまだに選抜総選挙だけは年に一度の大イベントとして世間の注目度が高い。逆に言えば総選挙が騒がれなくなったらいよいよ終わり。投票券がついたシングルの売上は盛り上がりに大きく影響しますから、その象徴といえるセンターは責任重大です。向井地は実力十分でビジュアルのレベルも高いが、AKBの命運を背負うのは時期尚早という不安の声が上がるのも理解できる。身長が148.5センチと低いのも、センターとして見栄えが不利になりかねない」(アイドルライター)
また、AKBメンバーは基本的にデビュー当初は運営会社「AKS」に所属し、一定の期間が経過すると各芸能プロに巣立っていくシステム。しかし、最近は向井地や宮脇、SKE48の松井珠理奈(19)などAKSに所属したままのメンバーが重要ポジションに抜擢されるケースが目立ち、一部では「自社タレントを優遇している」との批判が生まれている。これも向井地のセンター抜擢に納得できないファンが増える要因になっているようだ。
しかし、その一方で向井地はAKBの将来を担っていく人材との声も根強い。
「不安要素があるのは事実ですが、ルックスは正統派美少女でグループ内でも随一。男女双方に好かれる顔立ちです。また、推定Eカップといわれるバストはグラビアファンにも好評で『ロリ巨乳』として人気が高まっています。子役時代の経験があるので実績も十分です。これをきっかけに知名度が高まれば一気にブレイクするだけの素質はある。本来なら焦らずに大事に育てるべき逸材ですが、センターに抜擢されたとなれば次回総選挙で16位以内の選抜メンバー入りは必須条件。達成できなければ潰れてしまう危険性もあるだけに、運営サイドの急激なプッシュが吉と出るかどうかは難しいところです」(前同)
この抜擢によってAKBグループを担う存在になれるのかどうか、良くも悪くも重大なプレッシャーが彼女の細い肩にのしかかることになりそうだ。