バナナボートにまたがって腰を動かすと、おもむろに水着のヒモを外して手ブラポーズ。素肌にしたたり落ちる水滴のきらめきがエロスを醸しだす。
その後、タンクトップに白いスパッツ姿でバランスボールに乗り、ロデオマシーンにまたがるシーンなど、過激さは増していく。しつこいまでに下半身を揺さぶられ続け、スパッツにも「深い溝」がくっきりと浮かぶ。こうしたシーンでは「水責め」が効果的に使われ、艶めかしさを際立たせる。
シャワーシーンになると、お嬢様の面影はさらに薄くなる。ゴールドの水着を着た彼女は、ボディーソープで全身を洗いながら指をパンティーの中へ…。ソープの泡立ちと淫らな指のコラボレーションは生々しく、さらに「これ、取ってもいいですか?」と甘く呟くのだ。
そのほか、ビーチでのエクササイズやマッサージシーンなど、8パターンの設定でファンを楽しませてくれる本作。特に最後の『家庭教師』の章における過激でストレートな展開は、衝撃的ともいえる。具体的な内容は見た人のお楽しみだが、辻村めるの清楚なフェロモンにビビッときた人には満足してもらえるハズだ。
最近のアイドルには“個性”が求められる。それゆえ、アイドルたちは自己アピールに必死。だが、外面ばかり気にしては本来の魅力は伝わらない。この作品のめるは、内に秘める魅力をそこはかとなく画面に溢れさせている。刺激的な内容であることは間違いないが、心のチャーミングさも同時に伝わってくるのだ。