昨年、同作は日本テレビ系でドラマ版が放送され、グラビアアイドルでモデルの佐野ひなこ(21)がミサミサを演じた。しかし、原作では超絶スマート体型であるにもかかわらず、佐野はグラドルらしく肉感的なボディ。原作ファンから「ミサミサじゃなくてブサブサ」「原作違いすぎる」などと猛批判され、炎上騒動になってしまった。
それに比べて戸田の再登板には歓迎一色。佐野も飛ぶ鳥を落とす勢いの人気者だが、強引にミサミサ役を割り当てられた感が強く、それが「当たり役」の戸田への反応の違いになっているようだ。
「当時の戸田さんは原作そのままのスマート体型。それでいながら単なる原作キャラのコピーではなく、独自の魅力を感じさせることにも成功していた。現在も彼女は痩せすぎを心配されるほどの細身と美貌を維持。これが『10年後のミサミサ』が違和感なくファンに受け入れられる要因になっている」(アイドルライター)
ファンの期待は高まる一方だが、ひとつだけ「疑問点」が騒がれている。
前作でミサミサは愛する月のため、他人の本名と寿命を目視することができる「死神の目」の契約を二回していた。契約は「余命の半分」と引き換えであり、ミサミサは二度にわたる契約で寿命が極端に短くなっている。そのため10年後の今作では「ミサミサは死んでいるはず」と一部ファンに矛盾点を指摘されているのだ。
「契約の代償は『余命の半分』なのですが、これが『寿命の半分』と誤認されて勘違いが広まっているようです。短命のはずだったミサミサは前作で死神に助けられて寿命が伸びており、仮に寿命が80歳とすれば当時は10代後半の設定なので余命60年ほど。それなら二回契約後でも余命は15年ですから10年後に生存していても矛盾はない。ですが、ストーリー的に緊迫感を出すために元々の余命を40年ほどに設定し、現在は余命10年で死が迫っているという演出になる可能性が高いのでは」(前同)
どうやら設定的にもミサミサ復活は問題なしでファンは安心してよさそうだ。今作は「思想を持たずに無差別殺人を繰り広げる最悪のデスノート所有者」として元AKB48の川栄李奈(21)がキャスティングされるなど新キャラクターも濃いめ。それに戸田のミサミサがどう絡んでいくのか、今から作品が楽しみだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)