AV1000本&ピンク映画100本出演! 桃色の銀幕女優・倖田李梨、スクリーンに馳せる想い

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――ピンク映画100本出演を達成し、次の目標は?

倖田:100本に届いたら本を自主制作しようと決めていたんです。クラウドファウンディングで資金を集め、配給会社から写真を借りて印刷会社とやり取りしながら進めました。誌面にはピンク映画を上映する映画館を舞台にした写真も掲載したくて、宮城県の石巻とか石川県の金沢など、全国9館へ自分で連絡をして撮影させてもらいました。古き良き映画館を撮っておきたいという気持ちもあって…。あとピンク映画のフィルモグラフィーのグラビアといえば、やっぱり成人向け映画館で撮るしかないでしょ、と。

 次の目標は…実は今のところハッキリとは決めていなくて、前から思っていることではありますが、死ぬときに「私の人生、けっこう楽しかったよね」って笑って終われたら満足かな。まあ、もっともっといろいろな作品に関わりたいし、もっと有名になりたいって思うこともありますけど、これまでの縁を大事していきたいですね。

 幸いなことにピンク映画女優賞を3回頂いているんですが、脱ぎのない「4番手」の役を演じた時に頂いたのは、ものすごく嬉しかったですね。さすが隙間女優(笑)。観てくださった方々の頭の片隅に残る役者になりたいです。

 

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 長時間に及ぶインタビューは、映画への熱い話と笑いが絶えないものだった。監督や俳優、作品の名をすらすらと並べる倖田は知的で、女優を包括する「文化人」という印象も受けた。思いついたらすぐ電話を手に取り、自分で事を進め、かたちにする行動派でもある。今はなき博多の天神シネマに自分の作品の上映イベント企画を持ち込み、クラウドファウンディングで資金を集めて本を自主製作し…。そんな隙間産業女優の「隙間」を「マルチ」と置き換えては安易だろうか。
(取材・文=未乙)

【倖田李梨】
エロ屋発・隙間産業女優。
ピンク映画、Vシネマを中心に活動中。
公式Twitter
公式ブログ

【出演作品情報】
映画『101回目のベッド・イン』レイトショー上映
日本に再びバブルの嵐を起こすべく、80年代末~90年代初頭へのリスペクト精神により完全セルフプロデュースで活動中の地下セクシーアイドルユニット“ベッド・イン”の映画初主演作。

日時:2月27日~3月4日 
   連日21時10分~
場所:ポレポレ東中野
詳しくはコチラまで

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