内田有紀、主演ドラマは視聴率低迷も高い満足度! 同性の共感を得る殺人犯役が好評


 ただ、普通の女性が殺人犯になるワケですから、いくら自分たちが『完全犯罪』だと思い込んでも抜けがあるのは当然ともいえ、それをリアリティと受け止める視聴者は多い。また、長年のDVに耐えかねて殺人を決行した内田さんには、同性から共感の声が多数上がっています。もちろん殺人を肯定しているワケではありませんが、内田さんの『殺したことを、少しも後悔してない』というセリフに女性の力強さを感じた人も多かったようです」(ネットライター)

 視聴率が低迷している『ナオミとカナコ』について、一部メディアは『マジで打ち切り5秒前』などと伝えている。だが、3000人を対象にしたアンケート調査『テレビウォッチャー』(データニュース社調べ)によると、同作は5段階評価で平均3.9ポイントという数字を獲得。この調査の平均は3.4程度で、3.7を上回ればかなり高いと言われているため、視聴率に表れない部分では好評なようだ。

「内田さんと広末さんといえば、かつてショートカット美少女として一世を風靡しており、10代の彼女たちに心を奪われたファンも多いはず。そんな彼女たちが、周囲の事情に翻弄されながら殺人を犯すドラマには、ネット上にいる往年のファンも食いついているようです。特に内田さんには、女優としての成長を感じるといった意見が多数上がっています。

 そうしたファンの中には、昨年放送された『偽装の夫婦』(日本テレビ系)で内田さんが演じた役柄を引き合いに出す人も多い。というのも、この作品の中で内田さんは、暴力を受けたことで男性を愛せなくなり、女性に好意を抱く母親という難しい役どころを演じた。『ナオミとカナコ』では、暴力に対して暴力で対抗する女性を演じているワケですが、ファンからは『迫力が違う』との指摘が上がっています」(芸能ライター)

 現在、NHK BSプレミアムで放送中の連続ドラマ『はぶらし/女友だち』でも主演を務めている内田。そんな彼女を「プチブレイク中」と呼ぶメディアもある。視聴者を唸らせる確かな演技力が、彼女の好調な女優業を支えているのだろう。とはいえ、主演女優としては数字も稼ぎたいところに違いない。特に民放ドラマでは、いまだに視聴率が重視される傾向にある。キャストの迫真の演技が話題となっている『ナオミとカナコ』には、結末に向けて数字的にも盛り上がることを期待したいところだ。
(文=kamei)

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