女優の内田有紀(40)と広末涼子(35)がダブル主演する連続ドラマ『ナオミとカナコ』(フジテレビ系)が、なかなか波に乗れないまま後半戦を迎えることになった。
直木賞作家・奥田英朗の小説を原作とし、内田と広末の初共演作とあって放送前から話題を集めた同ドラマ。しかし、初回平均視聴率は7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と寂しいスタートになり、その後も復調の兆しが見えない状態が続いている。
だが、大手百貨店に勤めるキャリアウーマンの小田直美(広末)と、夫の家庭内暴力に耐える専業主婦・服部加奈子(内田)が“共犯者”となり、DV夫の殺害を決行するサスペンスは見応えがあり、視聴者の反応も上々。11日の最新話では、ついにふたりが殺人を犯し、偽装工作に奔走するという衝撃的な内容で、ネット上には「ドキドキが止まらない」「怖いけど見ちゃう」などとハマりっぷりをうかがわせるコメントが相次いだ。
「殺人を犯してしまう内田さんと広末さんの冷酷な表情で注目を集めていますが、ネット上には殺されたDV夫を演じた佐藤隆太さん(35)の方が『怖い』という声も大きい。佐藤さんは、周囲からは素敵な笑顔を浮かべる理想の夫と思われていながら、家に帰ると暴力夫に豹変するという二面性のある役を演じ、初回から多くの視聴者を驚かせました。
そんな佐藤さんの姉を演じている吉田羊さん(年齢非公開)も、大きなインパクトを残している。彼女は、内田さんと広末さんに『弟を殺したのでは?』と疑いの目を向ける役柄で、どこからともなく現れてふたりを追い詰めるのですが、その鋭い視線が迫力ありすぎると評判です。一方、内田さんと広末さんは、殺人という犯罪に手を染めながらも、防犯カメラを気にしていなかったり、計画を記したメールを削除し忘れたりと、どこかのん気な印象もある。