二階堂ふみのギャップに視聴者「キュン死」続出…『ゴチ』レギュラー参戦でバラエティー対応力の高さに絶賛相次ぐ


 もともとモデルだった二階堂は2007年にドラマ『受験の神様』(日本テレビ系)で女優デビュー。2012年の映画『ヒミズ』(園子温監督)が出世作となったこともあって、世間では「サブカル女優」と呼ばれることが多かった。さらにインタビューやSNSで大人びた言動が目立ったため、一般的には「気難しそう」「自分だけの世界に浸ってそう」というイメージがあった。

 それゆえに当初は「ゴチ」参戦が不安視されていたが、バラエティーで明るく可愛らしい素顔を見せたことでギャップに驚いた人が多かったようだ。

 本業でも二階堂はイメージを覆す役柄を引き受けており、人気俳優・山崎賢人(21)とともに5月公開予定の映画『オオカミ少女と黒王子』(廣木隆一監督)にダブル主演。原作はティーン女子に大人気の同名コミックであり、ウソつきで見栄っ張りな少女と学校一のイケメンである「ドS王子」のドタバタの恋模様を描く直球のキュンキュン系映画だ。

 二階堂は「ゴチ」参戦の理由について「知名度を広めたい、と思いまして…」と冗談めかして回答していたが、今まであまり自分の魅力が届いていなかった層にアピールするという意味でもバラエティー進出は大成功だったといえる。これならサブカル系からティーン女子向けへの急激な転換も無理なくできそうだ。

 といっても、従来のサブカル路線も健在。4月公開予定の映画『蜜のあわれ』(石井岳龍監督)は室尾犀星の晩年の小説を基に、二階堂が変幻自在の金魚の姿をもつ少女・赤子を演じる。

 予告編では二階堂のコケティッシュな魅力が炸裂しており、「先生」と慕う老作家(大杉漣)を相手に「ねえ、おじさま 尾ひれはね、優しくなでおろすようにするの」と妖艶な背中を見せつつ挑発。さらに大胆な脚のショットとともに「そんな強くイジっちゃだめ…」とつぶやいたり、かなり過激な濡れ場がありそうな気配を感じさせる。

 原作を読んで赤子役を熱望したという二階堂は「高野文子さんの漫画の動きをイメージした」などと役作りについて語っており、いかにもサブカル系の女の子だ。

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