2000年代生まれの若手女優たちが台頭し始めている。中でも、このところ急激に知名度を上昇させたといえば、清原果耶(きよはら・かや/13)だ。
清原は高視聴率を叩き出しているNHK朝の連続テレビ小説『あさが来た』で、ヒロインの波瑠(24)のお付きである女中役として登場。9日放送分が清原にとって最後の出演となったが、ヒロインの夫に思いを寄せる難しい役柄を見事に演じきった。
2014年に現所属事務所が開催した新人発掘イベント『アミューズオーディションフェス』で、グランプリを獲得した清原。その後、ファッション誌「nicola」(新潮社)の専属モデルに起用された彼女は、昨年数々の美少女を輩出してきた「三井のリフォーム」のテレビCMに抜擢された。さまざまなインタビューで、将来は女優として活躍したいと語る彼女は、今年3月にスタートするNHKの開局90年特番『大河ファンタジー 精霊の守り人』でも、主人公を務める綾瀬はるか(30)の少女時代役で出演する。NHKとの相性の良さを見せる彼女には、朝ドラのヒロインを期待する声まで上がっている。
清原は大人びたルックスでも注目を集めるが、そんな彼女と同じように「すでに完成している」と評判なのが、2014年のオスカープロモーション主催『全日本国民的美少女コンテスト』でグランプリを受賞した高橋ひかる(14)だ。
すでに大手予備校「代々木ゼミナール」や大鵬薬品「チオビタ・ドリンク」のテレビCMに起用され、“CM美少女”としても話題の高橋。今月9日公開の映画『人生の約束』で女優デビューを飾った彼女も、今後の活躍に大きな期待が寄せられている逸材だ。
この映画は、『池中玄太80キロ』(日本テレビ系)や『松本清張 点と線』(テレビ朝日系)といった、数々の名作テレビドラマを手がけてきた演出家・石橋冠の初監督作品。この中で高橋は、主人公の亡くなった親友の娘役に起用されており、その理由を石橋監督は「主人公が気にかける存在であるため、観客にとっても気になる存在の女優でなければならない」と話している。ベテラン演出家のメガネにかなった高橋は、出演作を増やすたびに注目度を高めることだろう。