【世界風俗探訪・ハワイ編】 ジャニーズと寝たことを売りにする女



「ワタシハ、ヤスイ、ダイジョウブ!」 
 
「サービスバツグン!」 
 
「イッパイ、キモチイイ!」


 各々がカタコトの日本語でアピールしてくるが、中には、やたらと武勇伝を語る女のコもいた。その多くが“日本の有名人と寝た”というものだ。

 それは、確かに彼女たちにとってはステイタスなのだろう。しかし、こちらとしては、“一方的に知っている者と穴兄弟になる”というのは気持ちのいいものではない。なににせよ、気になったので値段を聞いてみると、大体100ドル前後であった。ここで発見したのは、口数が多い女のコほど、値段を釣り上げてくることだ。

 結局私は、日本語が堪能なひとりのストリートガールと本格的な交渉をすることにした。その女性の名前はマナ。濃いブラウン系の巻き髪にミニ丈のワンピース、それに小麦色の肌にケバイ化粧が、「いかにも!」という感じだった。年齢は30歳前後に思えた。

 マナという名前から日系人かと思えばハワイアンで、「マナという名前はハワイ語で“神聖な”という意味で、普通にある名前。日本語はビジネスのために学校で学んだ」とのことだった。ちなみに、100ドルで交渉が成立したが、日本円で当時のレートで12,000円程度。なお、ドルで要求する女のコもいれば、日本円で「1万円で!」という女のコもいた。

 プレイルームとなったのは、マナに導かれるままに連れていかれたアパートメントの一室だった。エントランスで数人のミニスカートの女のコとすれ違った。きっと、売春用の建物なのだろう。

 部屋に入るなり、マナは「ルームチャージです」と50ドルを要求してきた。そこは4畳半ほどの部屋にベッドがポツンと置いてあるだけで、日本の風俗街の安いレンタルルームを思い出させた。そんな場所に5,000円以上のチャージとは…。まぁ、彼女たちにしても大元に払うお金がいるハズで、完全に納得していないが払うことにした。

 ベッドに腰かけ、マナが私の股間をまさぐりながら話しかけてくる。

「あなたはラッキーだわ。だって、このシーズンはお客さんが少ないのに、私を選ぶんだもの」

 2月は日本からの観光客が少なくなるが、そんな状況の中で客が付いたということは、私ではなくマナのほうがラッキーなのではないか…。なんだか腑に落ちないが、料金を支払った以上、早く楽しみたい。そう促すと、いそいそとマナは服を脱ぎ始めた。

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