――今の仕事をはじめたきっかけは?
若林:新宿で「パンチラどう? 1万円」って声をかけられたんです。具体的でしょ(笑)。それまでにキャバクラで働いてたから違うことをしたいとは思ってたんですけど、いきなりそんな風に声をかけられて、ちょっと面白そうかなって。今と違ってネットもなかったし、書店売りの雑誌に載るぐらいなら親にもバレないだろうと思いました。もともとエロいことには興味があったんですよね。親の抑圧といったら大げさですが、いい子を演じる反面で生理が始まる前からオナニーしてました(笑)。
――じゃあ初体験も早かったのでは?
若林:中3くらいだったかな。その年代って友だちが集まるとエロい話で盛り上がるじゃないですか。私はとにかく興味津々で、同じく「やってみたい」って男友だちと実験的に(笑)。今でもエロ的好奇心は旺盛な方かな。AVでは熟練した男優さんがあの手この手を使って楽しませてくれるのに、プライベートのセックスはお金ももらえないしつまらない、なんて思った時期もありましたけど…。
――AV、そしてストリップの道へ進みますね。
若林:もともと人前に出る仕事には憧れがあって、学生時代は劇団にも入っていました。自分が主役で映画に出られるなんて機会は滅多にないから、ピンク映画に出られたときはうれしかったですね。ストリップは収入が安定するのでありがたかったです。とにかく楽しいことにいろいろ手を出していたらここまで来ちゃったって感じなんです。もともと週5日出社して休みの日にプライベートを充実させるっていう働き方は考えていなかった。楽しいことを仕事にすれば人生が丸ごと満喫できるんじゃないかなぁと。ある意味でワーカホリックですけどね。