石原さとみ、主演ドラマ視聴率はイマイチでも…女性人気の爆発ぶり証明で高まる評価


 だが、少し前まで石原は「女に嫌われる女」の筆頭格だった。当時は肉食系女優と呼ばれ、滝沢秀明(33)や生田斗真(31)、佐藤健(26)ら数々のイケメンたちと浮名を流し、既婚者である小栗旬(32)ともウワサになった。

 小悪魔的なルックスもあって「あざとそう」「人の男を取りそう」というイメージが女性たちの間で広まり、女に嫌われるタイプのタレントまっしぐらだったのだが、それを自ら打ち壊した。

 今夏に出演した『櫻井有吉アブナイ夜会』(TBS系)などで私生活を公開し、庶民的な焼き鳥屋で店主と気さくに話しながら豪快に鶏皮にかぶりつくなど男前な素顔を披露。ドッキリ番組で「停電で怖がらせる」という企画を仕掛けられ、制作サイドは「キャーキャー」と可愛らしく騒ぐ姿を期待したものの、まったく動じずに堂々としていたことも話題になった。

 結果、世間では「実はサバサバ系」と認知されるように。それまでも「石原さとみは好きじゃないけどメイクやファッションは参考になる」という女性が多かったが、ぶりっ子イメージがなくなったことで同性支持が爆発的に高まったのだ。

 それだけでなく、前述のように業界ウケがいいことも躍進の大きな要因になっているという。

「性格がサバサバしているだけでなく、業界内では気遣いの人だと有名です。伊集院光さんもラジオ番組で明かしていましたが、あるロケ現場で急に雨が降り出し、当然ながらスタッフは主演クラスの石原さんに最初に傘を渡した。ところが、彼女は周囲を気遣って渡された傘を次から次へとスタッフや共演者に渡してしまい、いつまでたっても雨に濡れたまま(笑)。お姫様扱いされて当然といった態度の女優さんも多いですが、彼女はゴーマンさが全くない。スタッフに好かれていますから企画会議でも名前が上がりやすくなっている」(制作会社関係者)

 一部メディアでは月9初主演の結果がイマイチだったために「人気に暗雲」ともささやかれたが、どうやら石原の勢いは今後も陰ることがなさそうな気配だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

men's Pick Up