「近年はアイドルの競争が激化し、ただ可愛いというだけでなくキャラクターが立っていないと簡単にはブレイクできません。個性を際立たせる手段として『○○年に一人』は有効な武器になっているのでしょう。メディアに出演する際にも、見出しにしやすいキャッチフレーズがあると取り上げられやすいですからね」(アイドルライター)
それがエスカレートして「1000年」程度ではインパクトが薄くなっているほどだが、滝口が「気まずい」と発言したように後続の「○○年に一人」が橋本よりも評価されることはあまりなく、どちらかというと大仰なキャッチフレーズがスベっている印象すらある。ネット上でも「○○年に一人」のアイドルが出現するたびに「言うほど可愛くない」「3日に一人くらいだろ」などと批判が殺到するのがお馴染みの光景になってしまっている。
本来なら武器になるはずのキャッチフレーズだが、ハードルを上げすぎてマイナスになってしまっている部分もあるようだ。
「本家である橋本の美少女ぶりが抜きんでており、最近は胸まで巨乳化。ファンからは『胸まで大きくなったら最強』『もう欠点がない』などと騒がれています。こうなると並みの美少女では対抗できず、キャッチフレーズの年数が橋本を超えていても逆効果になってしまう。二匹目のドジョウを狙うには分が悪く、ヘタすれば橋本の引き立て役になってしまう」(前同)
似たようなキャッチフレーズがあれば当然ながら比較されるが、橋本の美少女ぶりは衰えるどころか加速している。この勢いが止まらない限りは「○○年に一人」と呼ばれたアイドルたちは厳しい戦いを強いられそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)