「ボニート、ムイビエン!(ボクちゃん、素晴らしかったわよ)」と、コトが終わった後に親指を立ててグッドポーズをするアリシア。無事にイケたことで安堵する私。売春宿の部屋には何ともいえない空気が残ったが、運良く(?)時間になった。「アディオス!(さよなら)」というアリシアの声を背中で聞きながら部屋を後にした。
空港へ向かう車の中でアロンに感想を聞かれた。私は苦笑いしながら「ドロー(引き分け)」と言うにとどまった。彼の方は表情からすると“当たり”だったようだ。ボカ地区の治安は多少よろしくないが、合法的なので安心して遊ぶことができたのはなによりだった。
最近アルゼンチンでも、ことブエノスアイレスにおいては、売春を根絶する動きが出てきたという。非合法になる前に、リベンジの意味を込めて、もう一度、チャレンジしたいと思うのであった。
(文=美田三太)
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