AKB48新曲にOGメンバー大量投入…ファンは「これじゃ世代後退」と猛批判、現役メンバーからも「悔しい」


 OG復帰といえば、ネットのコメントにもあったようにモーニング娘。の卒業メンバーを集めた「ドリームモーニング娘。」が有名。同グループは懐メロソング的にファンを楽しませている部分はあるが、どうしても「過去の栄光」にすがった企画という感が否めず、有吉弘行(41)から「中古車フェア」とあだ名をつけられたこともある。

 それでも現役グループと一線を画すというケジメがあったのだが、AKBの場合は現役メンバーにOGたちが混ざることになるために余計に落ち目イメージが漂い、ファンの違和感が強まっているようだ。

「相次ぐスキャンダルや有名メンバーの離脱でファン離れが加速し、新規ファンを獲得するための世代交代も上手くいっていない。すでに公式ライバルグループの乃木坂46に抜かれたとの評もあります。本来なら若手をじっくり育てて巻き返すべきですが、多くの業界人の飯の種になっているAKBはビジネス的に悠長なことを言っていられない。シングルの累計ミリオン記録まで途絶えたら、生命線であるスポンサー獲得にも悪影響を及ぼします。目先のカネのためにOGのシングル投入という禁じ手を使い、もっと大事なものを失ってしまいそうな状況です」(アイドルライター)

 会場でもOGの限定復帰が発表されると「どっちらけだった」(会場にいたファン)といい、若手メンバーの高橋朱里(18)は公演後のアナウンスで「今日、いろんな発表があったことで悔しい思いをしたメンバーもいると思いますが…」などとOG復帰に疑問を呈するかのような言葉を発している。必死に頑張っている若手にすれば当然の思いだろう。

 運営サイドとしては満を持しての禁じ手なのだろうが、ファンからも現役メンバーからも歓迎されていない様子だ。

「喜んでいるのは卒業後に仕事が激減している篠田と板野くらいでしょう。運営サイドが人気回復のために過去の有力メンバーにすがり、OGも過去の栄光にすがるという構図は『終わりの始まり』を予感させます。卒業前に振り回されている高橋みなみも可哀想ですし、運営サイドの無策がAKBを殺すことになりかねません」(前同)

 雲行きが怪しい禁じ手の発動が「AKB終了」の序曲になってしまうのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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