『月刊サイゾー』にて好評連載中の「妄想指南」。今月は悩ましき二者択一を迫られるオナホールをテーマに、斬新なイマジネーションの世界へとアナタを誘う!
――今月は、「ヒダ」と「イボ」という、異なるバージョンのオナホール『どっち?』をセレクトしました。ちなみに秋山さんは「ヒダ」と「イボ」のどっちが好みでした?
秋山竜次(以下、秋山)私は「イボver」が好みでした。これまでのオナホールに付いていたイボはソフトという印象が強かったのですが、この『どっち?』のイボはかなりの刺激度。360度の全方位にイボが配置されていて、どこを突いてもコリコリとした感覚が楽しめます。個人的にですが、根元の部分にもしっかりと配置されたイボで攻められるのは、なかなか味わったことがありませんでした。
――「ヒダver」はどうでしたか?
秋山 こちらもヒダがかなり大きくて、引っかかる感じがハンパない。吸引とヒダの引っかかりが強烈すぎて、板に突き刺さってなかなか抜けない矢尻みたいな。挿入したときには、もう戻ってこれないんじゃないかと不安になりました(笑)。
――この『どっち?』は素材も工夫されていて、根元と先端部分が柔らかく、真ん中が硬いという具合に変えられています。
秋山 そうそう。最初は柔らかいんだけど、挿れていくうちにハードになって、最終的にふわふわっと優しくなるという。ツンデレというか、チンデレというか。この一連の変化はオードブルからメインディッシュに至り、最後にデザートという流れのフルコースを堪能しているみたいに感じられますね。
――フルコースですか?
秋山 「ヒダ」も「イボ」もギューッという吸引力とのコラボレーションが見事で、柔らかいところと硬いところでの刺激がまったく違っていて飽きさせません。また、「ヒダ」と「イボ」で使用感が全然違うため、フランス料理と和懐石のように違うコースを味わっているような感じでした。子どもの頃、たまにレストランへフルコースを食べに行ってドキドキするような、そういう感動をムスコに味わわせることができました。
――いつも手だけだと寂しいかもしれませんね。
秋山 いつもと違うことに出会う感動を考えていたら、ホールを使うことは、これすなわち旅みたいなものだなとも思いました。断面図を見るとわかりますが、内部も直線的ではなく、山あり、谷ありで曲がりくねっています。また地面も硬いだけじゃなく、柔らかいところもあったりして、自分のムスコが起伏に富んだ道程を果敢に進んでいくという感じです。かわいい子には旅をさせよということわざがあるように、マイ・ペニーにも旅をさせるべきなんです。
――まあ、そっちのムスコも、旅をしていくうちに成長して大きくなりますしね…。
秋山 ちなみに、この『どっち?』は個室ビデオ店で試してみたのですが、アダルトグッズの販売コーナーには、これまでに紹介してもらったオナホールがかなりあったんです。それで『どっち?』を使いながら「あのときはこうだったな」とか、「アレはこんな感じだった」なんて思い返してしまいましたよ。
――本当に旅の思い出みたいですね。
秋山 その中でも、複雑な刺激を楽しむことができる『どっち?』は長旅タイプ。山越え、谷越え、関所を越えてという、難所を踏破していく東海道五十三次のような感じですね。しかもヒダとイボの2タイプあって、往路と復路で違う体験ができるというところもピッタリ。まさしく東海道五十三次ならぬ、チン海道五十三次です。
――なんか、うまくまとめられた!?
(構成=丸山大次郎/写真=オノツトム/ヘア・メイク=ISINO)
『どっち?』は、ユーザーの好みが大きく分かれる、内部構造の加工に特化したオナホール。大小ランダムに無数のイボが配置された【イボver】と、様々な深さや網目状のヒダがある【ヒダver】の2パターン。どちらも柔→硬→柔と3層構造になっており、多彩なギャップが楽しめる。
秋山竜次(あきやま・りゅうじ)
1978年、福岡県生まれ。お笑いトリオ「ロバート」のボケ担当。コントのネタ作りも担当し、さまざまなキャラクターを生み出し、演じる、生粋のコント師。また、最近では、上半身裸になり、有名人の顔写真を当て込む“体ものまね”がブレイク中。CD「オモクリ名曲全集 第二集 秋山竜次(ロバート)編」が発売中!
『A-one』
アダルトグッズの総合卸売メーカー。新商品開発から卸売り販売、マーケティング・サポートと、アダルトグッズに関するさまざまなニーズに応える。
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