私事だが、二十数年前、筆者が風俗を好きになってしまった理由のひとつに『ローションプレイ』がある。
プレイを簡単に説明すると、主に銀色の専用エアーマットの上で女の子と全身ローションまみれになって気持ち良くなるものだ。だから、『マットプレイ』とも呼ばれている。
ほかのプレイでも、手コキフィニッシュの前にローションを局部にだけ垂らすということはある。しかし、このローションプレイのポイントは“全身ローションまみれ”になることだ。それほど大量のローションを使用し、さらにマットを使うなど風呂場もそれなりに広くなくてはならない。といったわけで、このローションプレイは現在、都内ではソープランドの専売特許になりつつある。しかし、風俗初心者だった筆者がソープランドにハマったのかといえばそうではない。
当時都内には『マットヘルス』というローションプレイに特化したジャンルの店がけっこうあり、それに夢中になってしまったわけだ。しかし、多くの店が浄化作戦によって閉店に追いやられ、派遣型風俗店が主流となった今、専門店が数軒生き残っているだけである。
しかし最近、「デリバリーヘルスで大量のローションを使ったプレイを楽しめる!」との情報を得た筆者。期待を裏切られるかもと思いつつ、とりあえず潜入することにした。
こうして鶯谷を拠点にしている『L』というデリヘルに電話した。すると、ローションを大量に使う都合からか、いくつかのホテルを教えてもらうことに。
そこで待つこと20分。やけに大きな荷物を持って現れたのは、洋子さんという30歳位のOLタイプの女性だ。体型はふっくらではないけれど、スリムでもない。いわゆる中肉中背な一般的な体型であった。