その後、サラのピックアップトラックに乗り、車の中で150ドルを支払った。日本円にして2万円弱か…。この金額が安いのかどうかは、1時間後に分かるだろう。
車を走らせること5分。マンションの5階に彼女の部屋はあった。数部屋あるうちのベッドルームに入るなり、あいさつ程度のキスをしてきたサラは、なぜか私を「カブキボーイ」と呼び股間をいじってきた。
私の服を脱がし、ベッドを指さすサラ。ここでサラ自身も脱いだが、大きなお尻に“ドン”という感じで出てきたバストの迫力は凄まじいものだった。マスクメロンを半分に割って付けたような感じだ。しかし、やたらと張りがあり、揺れない…。そんな整形乳を触ると、サラは「アウッ!」「カブキボーイ、グレート!」と大きな声で悶えた。やや演技くさいが、それでもカナダ娘はなかなか積極的で、私が責めれば彼女もとテニスのラリーのような攻防が続いた。
その最中、サラがまるでポルノ映画のように「カモン!」と尻を突き出してきたので、いきなりインサートをせずにペロリと舌を這わせた。
カナダ娘のアソコはクセもなく無味無臭だ。しかし、次第に淫らな蜜が出てきた。カナダで蜜といえばメイプルシロップだが、当然のことながらサラのシロップは甘くなく、少し塩気があるものだった。構わずに、ガシガシとサラのアソコの中を掘る感じで舌を動かす。
すると、「アウィ~」と雄たけびのような声を出し、腰をガクガクさせ始めるサラ。そして、耐えられなくなったのか、私の手を離して体勢を入れ替え、股間に潜り込んできた。そしてサラは、「ブロウジョブ、フィフティー」と言った。つまり、フェラは50ドルの追加ということだ。
流れを遮断されるようで興醒めしたが、ここで断ったら、すべてが台なしだ。私は「OK」と言うと、彼女はスキンを着けてしゃぶり始めた。
サラのフェラは“まあまあ”だった。スロートをするたびに「OK?」と言い、それを繰り返すので、私としては集中できない。正直、50ドルの価値はないと思った。しかし、気持ちいいことは確かで、気付けば勃起していた。フェラの時につけたスキンをそのままに、サラが上に乗ってきた。
オーバーなリアクションで身体をのけぞらせ、あえぎ声を出すサラだったが、コチラとしては揺れない巨乳が気になって仕方がなかった。そして、激しく腰を動かされて、ついに発射に至った…。
サラに空港まで送ってもらったが、フライトはまだ先とのことだったので、私はラウンジでネットサーフィンをすることにした。ひとつ確かめたいことがあったのだ。それは、「カナダでは売春は合法」ということについてである。
たしかに、カナダでは売春(金銭を対価としての性的行為)自体は違法ではないようだ。しかし、「売春宿の営業」「売春宿にいること」「公共の場での売春のあっせんや誘引」は違法とのこと。売春の交渉が成立してコトに及ぶまで、いずれかは踏まなくてはいかない行程ばかりであり、つまり、事実上、売春は違法なのである。
すごいカラクリだと感心すると同時に、私は2時間ほど前のことを思い出しゾッとした。路上で警察官との一悶着の際に、サラが売春婦で私が客であることが明らかになったら、どのような処分を受けていたのだろうか…。「12時間のステイが数週間の留置所ステイになっていたかもしれない」と思うと、改めて海外風俗に潜む危険に身震いした私なのであった。
(文=美田三太)
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