今年は女優活動の休業状態から始まり、「燃え尽き症候群か?」とも言われた女優の吉高由里子(27)。昨年はNHKの連続テレビ小説『花子とアン』のヒロイン役や『紅白歌合戦』の紅組司会を務めて大活躍だったが、今年はほとんど公の場に姿を見せることがなかった。
一時は芸能界からのフェードアウトも懸念されたが、充電期間を経て10月に赤堀雅秋作・演出の舞台『大逆走』で女優活動を再開。自身初となる舞台で、過激な台詞を連呼する役柄を熱演してファンを安心させた。
といっても、復帰作が多くのファンが楽しめるドラマや映画でなく、舞台という限られた場所だったため、一部からは「テレビに出てほしい」との声も。現在放送中の朝ドラ『あさが来た』に出演するのではないかと一部週刊誌が報じると、多くのファンが期待を膨らませた。しかし、今のところ吉高が出演する予定はないとのことで、ふたたびファンを落胆させてしまったようだ。
「『あさが来た』と『花子とアン』のヒロインモデルは、それぞれ女性実業家の広岡浅子と児童文学者の村岡花子で、ふたりは同時期に活躍したことから実際に面識があったようです。そのため、『あさが来た』の中に村岡花子役で吉高さんが出演するのではないかと言われた。というのも、このドラマには2004年放送の大河ドラマ『新選組!』で土方歳三役を演じた俳優の山本耕史さん(39)が登場しているからです」(芸能ライター)
本格的なドラマ復帰は来年に持ち越されそうな吉高。ファンにとっては少し寂しい状況といえそうだが、そういった思いを感じ取っているのか、吉高は女優業とは別のところで自らの存在感をアピールしている。文芸雑誌『文學界』(文芸春秋)11月号にエッセーを寄稿して文筆デビューを飾ったほか、自身やほかの芸能人のSNSにたびたび顔を出してファンを喜ばせたのだ。