「風俗に興味があっても利用したことがない」という人物が躊躇する理由に『料金』があるようだ。確かに風俗歴20年以上の筆者にも“適正価格”がピンとこないときもある。結局のところ、プレイ後に満足できたかが基準になると思っている。昨今では“安いほうがいい”という風潮もあり、それゆえ『ライト風俗』が増えつつある。その中でも都心部で急増しているのが、オナクラこと『オナニークラブ』だ。
『オナクラ』のプレイの流れは、基本的に女性が男性の局部に触れることなく、自慰行為を見つめるというもの。それを見ながら言葉責めをするというのが基本パターンだ。オプションなどで“サポート”と呼ばれる女性が“手”を使ってくれることもある。女性による手淫が基本設定になっている店もあり、それゆえ『手コキ風俗』と称されることも多い。
肌の密着が少ない分、一般的な風俗よりも刺激という意味では控えめと言われているが、女のコのレベルが高いとの話をよく聞く。やはり、基本的に客は女性に触れることができず、着衣のままでもサービスできるというのは女のコとしてもライト感覚で働きやすいのだろう。それゆえ、ハードなサービスを提供する店では出会えないような美女が在籍していることも多いのだ。
客としてもシャワーを浴びる必要などがなく、手軽に楽しめる風俗として人気に火がついている『オナクラ』だが、どのジャンルでも少し盛り上がると飽和状態というものがやってくる。最近ではオープンしては消えていく店も多く、激戦が始まりつつあると筆者は見ている。
もちろん、オプションなどで工夫を凝らして一歩抜き出る店もある。先日訪れた港区を拠点とする『C』も、そうした店のひとつだった。