さらに平野には、「あの流出写真さえなければ今もトップだったのかもね」といった声もよく上がる。
「あの流出写真」というのは、2011年に流出したバックバンドメンバーとの“ニャンニャン写真”のことだろう。当時、アイドル声優として大人気の平野だったが、生々しいスキャンダルが発覚したことで、多くのファンから悲しみと怒りの声が巻き起こった。
この騒動以前にもバラエティー番組で過去の恋愛話や好きな人がいることを赤裸々に明かし、「オタク層のファンを切り捨てた」との指摘が上がっていた平野。本人とすれば、アイドル声優からの脱皮を試みたのかもしれないが、マイナス面での影響が大きかった。
また、歌手としても活動していたものの、2013年にリリースしたシングル『Promise』（ユニバーサルミュージック）は初週売上が1,400枚程度にとどまり、「あーや、完全に終わった…」と落ち目っぷりを指摘する声も少なくなかった。
「かつてのファンから『完全オワコン』と言われつつも、平野さんは地道に活動を続けている。歌手としては昨年2月に発売したアルバム以降、新曲の発表はありませんが、今年の春から秋にかけて全国で公演されたミュージカル『レ・ミゼラブル』に出演し、来年も『エドウィン・ドルードの謎』という舞台に挑戦することが決まっています。また、声優としても4月にスタートしたテレビ東京系のアニメ『ジュエルペット マジカルチェンジ』で活躍しており、芸能活動自体は順調そうです。いっときはバラエティー番組に引っ張りだこ状態でしたが、そこでの発言などがバッシングの原因にもなっていたので、そういった活動が控えめになったことが功を奏しているのでしょう。もともと声優としての力量には定評があったワケですから、その技術を生かした活動に専念すれば自ずと人気も回復しそうですが…」（芸能関係者）
たとえスキャンダルなどが発覚しなかったとしても、アイドル声優は長く続けるのが難しいポジション。女優としても活躍をする平野には、ネガティブな意見に左右されず今後も“攻め”の姿勢を貫いてほしいものだ。
（文＝サ乙）
