また、19日に放送された『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)では木梨憲武(53)扮する「ア~イア~イおじさん」のコーナーに出演。最近はバラエティーに出ることが少なくなった紗栄子だが、横浜で庶民的な商店街の人々と触れ合ったりスナックで苦手なカラオケを披露したりと弾けまくっていた。また、同コーナーの決まりでセーラー服姿も披露し、10年前に演じたドラマ『ドラゴン桜』(TBS系)のギャル女子高生役を覚えていた視聴者を久々の制服姿で喜ばせることにもなった。
いずれも、今まで紗栄子が必死に作り上げてきた「セレブ系」「憧れのモデル」といったイメージからはかけ離れた行為。だが、これを紗栄子の新戦略と見る向きがある。
「昔からのファンは、紗栄子がグラドル崩れの売れない女優からダルビッシュの妻に成り上がり、離婚騒動で揉めに揉めたのを見ていて、イメージ悪化で多くが離れてしまった。しかし、10代や20代前半の女性たちにしてみれば、紗栄子は現役のトップモデル。長らくメインキャラクターを務めている大手ファッション誌『sweet』(宝島社)は今売りの最新号で表紙を飾っていますし、復刊した『Happie nuts』(ネコ・パブリッシング)の最新号でも表紙。特に『sweet』は紗栄子が部数増に大貢献した過去があるため、編集長と昵懇の仲で扱いが非常にいい。また、今をときめく女優や俳優に交じって放送中の月9ドラマに出演しているのも若い世代には好印象。結果として昔の紗栄子を知らない若い女性の支持が高まっています」(女性誌編集者)
その傾向はお馴染みの炎上騒動でも感じ取れる。先日、紗栄子は人気下着メーカー『ピーチ・ジョン』のカタログでバレリーナを思わせるポーズを下着姿で披露し、一部で「バレエをバカにしている」「芸術を汚すな」などと猛烈にバッシングされた。しかし、若い世代はあまり批判的ではなく、むしろ「何かすれば必ず話題になる人」という好意的な認識になっているという。
どうやら減少傾向にある同年代のファンがあこがれる「セレブ」感を押し出すよりも、若い世代に対して親しみやすさをアピールした方が得策だと考えたのだろうか。
それだけでなく、セレブ路線で手痛い失敗を犯してしまったことも路線変更の要因だという。