そんなナナセちゃんのケースのように、風俗店としても「マナーを守った上で、お金を使ってくれるなら大歓迎!」といったところだろう。だが、歓迎できないケースも起きているようだ。
それは、都内某所の歓楽街を拠点とするデリバリーヘルスでのこと。女のコが呼ばれたホテルの部屋へ行くと、そこで待っていたのは中国人男性だった。日本語がまったく通じなかったという。それでも、気が急いていたのか、料金を払わない段階で女のコに迫ってきた。
驚いた女のコは店に助けを求め、すぐさまスタッフが駆けつけて事なきを得たという。それでも、その男性は興奮状態だったようで、どんなに説明しても通じなかった。警察を呼ぶ事態にまでなり、話を聞けば、すでに男性は支払いを済ませたと主張した。
その客は、風俗で遊びたいとツアーコーディネイターに伝え、ある男を紹介されたという。その男は日本語が堪能な中国人で、彼に変わって風俗店の予約。男は中国人観光客のケータイを使ったという。そして客は、その男に手数料を払ったのだろう。そこに「プレイ料金も含まれていると思った」と弁明したそうなので、かなりの額を払ったと思われる。そんなケースもある。
風俗ユーザーとしては、外国人観光客にも日本の風俗文化の素晴らしさを知ってほしいと思う。ただ、異国の地で風俗を利用する際には、やはり信頼できる人にきちんと頼むのがいいだろう。マナー違反さえしなければ、最高に楽しめるハズなのだから。
(文=子門仁)