『あさが来た』で大ブレイク必至の波瑠、別人のような「ギャル写真」にファン驚愕


「本人は根っからのギャルだったというわけではなく、どちらかというと控えめでマジメなタイプ。ギャル風のルックスだったのは、仕事として雑誌のイメージを合わせていたのでしょう。というのも、彼女は女優メインで大手芸能プロが売り出したものの当初は鳴かず飛ばず。デビュー数年はほとんど仕事がなく、何とか事務所の力で映画やドラマにねじ込んでも出演シーンがわずかな脇役ばかりでした。映画の冒頭でいきなり電車にハネられて死んでしまう役もあった。彼女にとってメインの仕事がモデル業になっていた時期だったので、ギャルになり切っていたのでしょうね」(芸能関係者)

 今でこそ「2015年最もブレイクした女優」とまでいわれている波瑠だが、ギャル時代はあまりパッとしなかった。やはり本人の素の部分とのギャップがあったせいだろうか。

 しかし2012年に「Seventeen」を卒業し、それよりも対象年齢がお姉さんの『non-no』(同=現在は卒業)に移籍したことが転機になった。この移籍をきっかけに波瑠は長かった髪をバッサリと切り、いまや代名詞になっているショートカットに。この大胆なイメチェンが大当たりし、直後に出演した「NTTdocomo」のCMでショートカット美女として絶賛された。その後は今まで何となく薄味だったイメージが鮮烈になり、チャームポイントの大きな目が視聴者に魅力的に映るようになった。

 かつては「ブレイクせずに息の長い女優さんになりたい」などとインタビューで控えめな目標を語っていた波瑠だが、これを境に本人の気持ちも変化。冗談混じりながら「今年来る、来年来るって何年言われているか分からないので、今年こそそのポジションを抜け出したい。ブレイクしたいです(笑)」という意気込みが飛び出すようになった。

 強い気持ちが通じてか、ついに朝ドラのヒロイン役を獲得。それが幸運にも大ヒットしてブレイク状態に突入している。長い不遇な下積みを経験してきた波瑠にとって、この上昇気流は「あさが来た」ならぬ芸能生活の「春が来た」となりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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