元AKB48で女優の川栄李奈(20)が、来年4月スタートのNHK朝の連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に出演することが決定した。
オーディションで存在感を発揮し、高畑充希(23)演じるヒロイン・常子の勤め先の同僚役に抜擢されたという。AKBグループを卒業した元メンバーは大半が苦戦しているが、川栄は卒業後の初ドラマがNHK朝ドラという大出世を果たし、早くも「元AKB一番の勝ち組」になるとの声が上がっている。
AKB在籍時は「おバカキャラ」で人気を博した川栄。今年8月にグループを卒業すると女優転身を宣言したが、世間やメディアでは「無謀すぎる」と揶揄された。それというのもエースだった前田敦子(24)や大島優子(27)ですら女優としては苦戦しており、川栄クラスでは難しいとの判断があったためだ。
ところが、卒業後の初仕事となった主演舞台『AZUMI 幕末編』では難しいアクションシーンを見事にこなし、迫力ある殺陣は演出家の岡村俊一氏から「総選挙では16位でも演劇では日本一を取れる」と絶賛された。興行的にも成功し、すでに続編の主演続投も決定している。
また、10月にバラエティー番組『痛快TV スカッとジャパン』(フジテレビ系)のショートドラマで悪女を演じた際にも、視聴者から「演技上手すぎ」「小悪魔っぷりがすごい」「こんな演技ができるとは」「AKBは嫌いだけどこの子は認める」などと称賛を浴びた。
意外な演技力の高さを発揮し、それが朝ドラ抜擢につながったといえる。さらに女優としてだけでなく、10月2日から『私を“映画”に連れてって』(WOWOWシネマ)で初MCを担当。今月6日に放送される『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)の2時間スペシャルに出演するなど、しっかりバラエティーにも対応している。