ファンが彼女の近況を知れるのはブログだけ。そのブログでもヒマを持て余している雰囲気しか伝わってこず、仕事の予定が入っている様子はうかがえない。最近は「アベンジャーズのブラック・ウィドウのコスプレをしてみた」といった今回と同様の趣味のコスプレや、プライベートで街や公園に出掛けてスナップショットを撮影したりといった内容ばかり。一部では「自分大好きなイタい素人と変わらない」との批判まで生まれているほどだ。
この状況は「事務所から干されている」との見方が世間で大勢を占めているが、実際は業界的な圧力で仕事を失っているわけではないという。
「仕事を断っているのは能年本人なんです。事務所としては稼ぎ頭だった能年を開店休業にさせておくのは痛く、何とか仕事を再開させようと説得しようとしているほど。しかし、能年は事務所に強い不信感を持っているために話し合いができない。これは能年の意志というよりも、彼女のバックについている魅力開発トレーナーの女性A氏の意向が大きい」(芸能関係者)
A氏は能年とベッタリで事務所との溝が開いた最大の原因といわれる。現事務所の役員が「恩人ぶって近付いてきて洗脳しようとする悪党」とA氏を非難したため、洗脳騒動としてメディアで騒がれたこともあった。だが、その一方で事務所が能年を冷遇していた事実も明らかになり、一部メディアでは「洗脳騒動は事務所サイドによる能年潰しの作戦」との説も噴出。真相が分からないまま、能年の仕事がなくなった事実だけが浮き彫りになっている状況だ。
「今年9月に辺見マリ(65)が過去の洗脳被害を暴露し、その手口として『仕事を辞めさせて社会と隔絶させる』『同居して思考を完全に支配する』と洗脳のポイントを解説していました。能年も現在はA氏やその弟子と同居し、A氏の指示で仕事を辞めている。情報が錯綜しているので洗脳かどうかは断言できませんが、少なくとも状況は酷似しています。事務所の冷遇にも問題はあったのでしょうが、そのスキにA氏が付け入った可能性は十分にある」(前同)
客観的に見ればどう考えても不遇な状況なのに、本人はブログで公開するだけのコスプレをノリノリで楽しんでいるあたりからも尋常ならざる雰囲気が感じられないこともない。
来年6月には現事務所との契約が切れ、晴れて自由の身になる能年。だが、A氏の意向や業界トラブルを起こしたイメージの悪さによって復帰は不透明。長い冬を乗り越えても、メディアで彼女の笑顔を見ることができるようになるかは微妙と言わざるを得ないようだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)