マキさんも、「もちろんルール内であれば受けますけど、いきなり言われると困ってしまう内容もあります。言われた瞬間に、動揺が表情に出てしまってはお客様に失礼ですし」と、このシステムの利点を挙げてくれた。事前に知っていれば、女のコ側でも対応しようがあるということだ。
ちなみに、事前に出された提案が受け入れられない内容の場合は、その旨を丁寧に伝え、代替えのプレイを提案することができる。それについてマキさんは、「そういった場合、お客様からの返信が来るじゃないですか？ なんだか、プレイ前からコミュニケーションを取っているから、会う前から親密度が増すこともあります」と話した。
前述したように、性癖や嗜好は人それぞれだが、幸いにも、日本にはそれに対応できる多種多様な風俗店が存在する。その店の数だけ長所も短所もある。あくまで筆者にとってでしかないが、お店の良し悪しの判断のひとつに“スムーズさ”があり、それは言葉を変えれば、「極力ストレスを排し、プレイに没頭したい」という思いがあったりする。ということで、「いい風俗店を教えてくださいよ！」と言われたら、このようなシステムのお店を紹介している次第である。いっそ「童顔巨乳でエロいコ」とか「170センチ以上の長身でちっぱいコ」とか具体的に聞かれたほうが、悩みようがあるのになぁ（笑）。
（文＝子門仁）
