しかし、芸能界の風習というか、これまでの流れから「やっぱり、Wと同じ事務所の後輩が有望株なんじゃないの？ まずは、お笑い出身のKとか…」と、中川おばちゃんは予想する。Kは今でこそ良きママタレとして活動しているが、その発言に「偉そう」といった意見が多いことも確かである。キャラ的にはWとかぶる部分がある。
最近では、かつての活動のフィールドであった、お笑い時代のことに触れることを嫌がっているフシもあるが、ご意見番のポジションを狙っての行動かは不明。
「局のロビーでもデカイ態度でスタッフを怒鳴っているのを見たことあるけど、モノの言い方とか、ポストWだったわぁ」
それでは、中川おばちゃんが推す次期女ご意見番のトップは誰なのか？ 「もちろん、Fでしょ！」とWの直の後輩の名前を挙げた。
10代でデビューして美少女と評判だったFも今や立派な大人。大きな恋愛のウワサはないものの、妖艶さが増して相変わらずの人気である。最近では趣味に没頭していて、「仕事しろよ！」と一部でささやかれているが、水着姿などを見ると、まだまだグラビアでいけるのでは？ そう思わせるほどの色気がある。
「WがFのこと、すごく可愛がっているんでしょ？ Fってキレイだけど足のサイズがデカくて、Wから靴のおさがりをもらっているみたい。それだけが理由じゃないでしょうけど、とにかくWはFを可愛がっているわよね」
こういった話は中川おばちゃんだけでなく、業界でよく聞かれる。その結果、Fに手を出すとWが出てくるイメージがあるのだろう。だから、彼女はスキャンダルが少ないという説も根強い。
Fもそれを分かっていて、Wの影をチラつかせることもあるので、業界では『Wの威を借るF』と言われることも。事実、中川おばちゃんは「Fが、『Wさんに言いつけるよ？』とスタッフに言っているところに遭遇しちゃったことがあるの！」という。
さて、いずれやってくるであろう、女王交代のとき。誰がその座を手に入れることになるのだろうか。
（文＝高井りえ）