現役の女子大生でもある山崎は、2011年に開催された『東宝シンデレラオーディション』で審査員特別賞を受賞して芸能界デビュー。もともとはコンプレックスだったという171センチの長身の持ち主で、同じ東宝芸能に所属する長澤まさみ(28)の妹分として注目を集めた。ちなみに山崎は、この長澤と共に2016年の「東宝カレンダー」にも登場しており、事務所サイドも高い期待を寄せていることがうかがえる。
「数々の実写化作品にキャスティングされている山崎さんですが、やはりその大きな要因のひとつはアニメキャラなどと比べても見劣りしない、抜群のスタイルにあるのではないでしょうか。あまり身長が高すぎては共演した俳優とのバランスが悪くなってしまい、ときに敬遠されることもありますが、実写化作品ではアニメなどの世界観を忠実に再現するにはピッタリということも多いのだと思います。
また、彼女は演じるキャラによって大きく印象が変わるタイプ。たとえば、新ドラマ『監獄学園』の黒髪ロングヘア姿はSっ気を感じさせるものですが、初出演ドラマとなった『高校入試』(フジテレビ系/2012年)でのボブヘアは少女らしいあどけなさがあった。そして『神さまの言うとおり』では、黒かった髪を茶色に染め、芯の強い女子高生役を抜群の存在感を発揮しながら演じた。年齢的な成長も関係しているとは思いますが、ボーイッシュ系から清楚な美人系まで、どちらの雰囲気にも馴染むルックスといえそうです」(芸能ライター)
アニメや漫画の実写化となれば、原作ファンの間からはさまざまな意見が飛び交うもの。キャラのイメージや雰囲気を大切にする山崎は、そんなファンと同じように原作に対する愛情をしっかりと持っているのだろう。
これまでのキャリアや東宝芸能の所属という点から、今後もドラマよりも映画における活躍が多いと予測される山崎。実写化作品が多い今の邦画シーンでは、貴重な女優として今後も重宝されるだろう。もちろん、オリジナルストーリーでの活躍にも期待したいところだ。
(文=aiba)