ただ、トヨタのCMには『ドラえもん』の未来を人気俳優たちが実写化したシリーズがあったり、auの「三太郎」シリーズではさまざまな昔話の登場人物が交流するストーリーが展開されたりと、ソフトバンクの新CMはどこか二番煎じな印象も。特に、異なる世界の住人であるはずの人気キャラが一堂に会するという設定は「三太郎」シリーズと似ており、一部からは「ソフトバンクが堂々とライバル会社のCMをマネしてる」といった声も聞かれるが…。
「2015年上半期の『銘柄別CM好感度ランキング』(CM総合研究所調べ)では、三太郎シリーズのauが歴代最高の好感度を獲得して初の1位になりました。一方、白戸家シリーズのソフトバンクは、昨年、通期で史上初のV8を達成したのですが、2位だった。この結果を受けて、ソフトバンクとしても新たな刺激材料が欲しかったのかもしれませんね。それが今回の新シリーズにつながった気もします。
物語を飛び越えて人気キャラが交流するというのは三太郎シリーズと似ていますが、誰もが子どものころに触れた昔話より、それぞれの世代で人気を博したアニメ作品のほうが、ピンポイントで視聴者に訴えかけることができそう。いまのところ誰がどの役を演じるのかは小泉さんと満島さん以外不明ですが、アニメファンの中には気になっている人も多いのでは」(芸能ライター)
ヒーローたちの競演で注目を集めるソフトバンクの最新CMシリーズ。その中でもメーンどころを演じる小泉には、自身のファンと共に原作ファンをうならせる大人なセーラームーンを見せてほしいものだ。
(文=愉快)